概略
ザク製作シリーズ(いつ作った??)の最後は、素組していたランバラルザクTを分解して、武器取り付け改造して塗装した、シン・マツナガ専用機です。全パーツ写真が凄い事になってますが、半分以上が前の作品であるNo.63,No.64の流用です。今回は特別な武器は作ってないです。
ただ設定をオラにしたので、上の3枚目の写真(ビームスピア型パイルバンカー)のザクTだけ、No.63のベース機体である高機動型ザクUの余剰パーツである、肩シールドに換装しているザクTです。しかもオラザクです。でも、胴体などのベースは、ランバラル専用ザクTそのままです。後ろのバズーカマウントラッチは、素組の段階で壊れてしまっていたので、今回は閉じた状態で固定されてます。
1)武装はザクTキット標準の物以外に、No.63,No.64のパイルバンカーとガトリングシールドに加えて、ザクU標準、ザクU高機動型(三連星仕様)に添付されている武装も全部含めて撮影しました。
2)色とパイロットは、MSV登場の”白狼”こと、”シン・マツナガ”にしましたので、白とグレー2種に設定しました。ネットのシン・マツナガ専用高機動型ザクUの配色を元にしました。
キット、機体説明
ベースキットは、ランバ・ラル専用ザクTですので、標準のMS-05B ザクTとはかなり違います。その代わり、高機動型の余剰パーツであるザクU用の肩シールドを右肩に換装可能にしましたので、オリジナル機体のシルエットは、ザクUに似てます。
<機体の方の説明>
ランバ・ラル専用ザクTから作ったのですが、設定としては、エース専用機のザクTのベース機体は、やはりランバ・ラルの物であろうと判断して、以下の顛末を勝手に考えました。
時代:ルウム戦役時代初期
<ドズル中将直属のムサイ艦 オペレーションルーム>
オペレーター:「マツナガ大尉、ドズル中将から通信が入っております。」
マツナガ:「ドズル様から直接・・・・。繋いでくれ。」
モニターのドズル:「おう!、白狼!、元気そうでなによりだな!。」
マツナガ:「ドズル様もお元気そうで。」
ドズル:「は!は!は!、今の戦局で、落ち込む理由などないわ!、ピンピンしておるぞ!。・・・それはさておき、白狼にプレゼントだ!。」
マツナガ:「プレゼントですか。それは光栄に存じます。」
ドズル:「いや、正確には、わしから直接ではないのだ。わしがおまえにプレゼントしたいのだが、どんなのがいいかを、蒼い巨星に訊いてみたのだ。同じエースとしてなら良い案を出してくれると思ってな。それでラルが出してくれた案通りに、おまえに、こちらから1機廻しておいたのだ。」
マツナガ:「蒼い巨星・・・ランバ・ラル様の案ですか。」
ドズル:「そうだ。ラルが使っていた特注品のザクTと同型を再チューニングした機体を、ラルからおまえにプレゼントしてはどうか、ということでな。わしとしても、おまえの最近の活躍ぶりを称えたいと思っておったのだ。なかなかいいであろう?。」
マツナガ:「ドズル様、マツナガ、ありがたく搭乗させていただきます。」
ドズル:「は!は!は!、さすが、エース同士というのは、漢(おとこ)の絆をわかっておるようだな!。気に入ってくれて、わしもうれしいぞ!。これからのおまえの活躍、楽しみにしているぞ!。ではな。」
通信は切れた。相変わらず豪快な副将ぶりなドズルであった。
***
それから数時間後、補給艦パプアから物資とは別に、1機の真っ白なザクTが搬入されてきた。
メカニック:「マツナガ様、この機体がそうです。ちゃんとパーソナルカラーに塗装されてますね。」
マツナガ:「なるほど、シールド付きなのか。それと・・・?、なにやら武器も同時に搬入されてきたらしいな。」
メカニック:「はい。試験部隊経由です。試作武器だそうで、ドズル様とは別件です。ガトリングシールドとパイルバンカーユニット・・と書かれてます。」
マツナガ:「他にも・・・これは大型バズーカか?。ザクTで取り回せる様な代物なんだろうな?。」
メカニック:「試験部隊からのレポートでは、ザクTのゲインで十分取り回せるとの事です。」
マツナガ:「試験武装故、簡単に実戦投入はできんが、私も使用を考えておく。ドックには格納しておいてくれ。」
メカニック:「了解しました。」
***
だが、結局、このザクTはノーマル装備の状態で数回、ルウム宙域戦闘に使われただけで終わってしまった。それは次期主力MSであるザクU(マツナガ専用機)がロールアウトされ、さらに時間をおかずして、エース用機体である”R-1A型”(同じく専用機)が到着してしまったからである。しかしマツナガ自身、このザクTは専用艦にずっと積んでいたとの話もあった。それは使う使わないを別にして、ランバ・ラルやドズルへの深い感謝の意を表すためだったと、伝えられている。
塗装
以下で使用されている塗料は、全てクレオス社製のラッカー系塗料です。
1)内部メカ部分は必要な所だけ、金属塗料のクロムシルバーで筆塗装しました。
2)外側はスコープなどのパーツ以外、全てエアブラシ塗装です。
パーツの中性洗剤での油面落とし→完全乾燥→1200番グレーサーフェイサー吹き(瓶商品を希釈してエアブラシで塗装)→各塗料の希釈液をエアブラシで吹き付け
<塗料調合>
今回のテーマは”シン・マツナガ専用機らしく白で!”だったのですが、結局、機体色はグレーサフそのままのライトグレーにしました。他は、これまで使ってきた、明るいグレーと暗いグレーをそのまま使ったので、今回は新規調合はしてません。
1)機体色(ライトグレー)=1200番グレーサーフェイサーそのまま
2)胴体色(明るいグレー)=ガンダムカラーのグレー24 100%(No.63,64で使った物と同じ)
3)胴体色、武器など(暗いグレー)=ガンダムカラーのファントムグレー50%+ガンダムカラーのグレーF50%(No.63,64で使った物と同じ)
尚、カラーリング(配色)の設定は、ネットオークションの完成品出品”シン・マツナガ専用高機動型ザクU”に合わせました。
説明
素組で放置状態だったランバラルザクTを直す目的も含めて作りました。キットへの改造については、腕の肘に右と左で違う位置に、右手はパイルバンカー取り付け穴、左手はガトリングシールド取り付け穴を、ピンバイスで空けただけです。スタイリング変更やオラ改造は全くしてません。
武器類はゴージャスに、No.63,64で作った全ての武器を装備させて撮影しました。時間軸がかなりずれていると思います。ただ、ランバラル機は右肩にも肩アーマーを付けられるように成っているため、No.63で使った高機動型の余剰パーツである”肩アーマー”を使って、ザクTでは設定にないオリジナルザクTにしましたが、”換装”という形を取りましたので、標準ザクT、ランバラル型、オリジナル型、全て再現可能です。
組み上げ
ストレート組みなので、合わせ目消しは行ってません。後ハメ加工もしてません。
フィニッシュ&マーキング
今回はかなりifカスタマイズ機体設定のため、塗装の参考にしたネット作例を、マーキングでも参考にして、ちょっとだけ貼りました。尚、フィニッシュ艶消しトップコートなどは行ってません。
感想と補足
えー(滝汗)、素組を作り直すという、テキトー極まりない事をしましたが、手持ちのザク系機体がこれだけだったので、思い切ってシン・マツナガ機を作ってみました。武器類は、No.63,No.64、全部と共用出来るので、非常に写真の枚数も多かったです。また、機体の換装パターンも多く、”あのザクT”が好きな閲覧者様にも楽しんでいただけるように、標準ザクT、ベースであるランバラルザクT、オリジナルザクT、全部で楽しめるコンパチキットにしました。
ただ、No.63,64の、ザクU、高機動ザクUの時代の試作武器という設定にした、パイルバンカーユニットやガトリングシールドなんぞ、ザクT(ルウム戦役)時代には、どう考えてもありません。でも、オラザクのオラ設定ということでご勘弁くださいませ。
これにて、当方のMGザク系機体の製作は、終了です。在庫がないです・・・。次は時間をおいて、HGUCブルーディスティニー系にするつもりです。半額で買えたから・・・・。
ではでは。
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