万屋ギャラリー1-6
No.66〜75

注:写真をクリックすると大きな写真を展示してあるページへジャンプします。

66
<次世代MS試験型ジン(ザクヘッド)>
ZGMF-750/Z
(次世代MS(ザク)換装用ガナーウィザードのパック式オルトロス装備)
☆ZGMF-X999(ザク量産型試作機(トリプルナイン))とは違います。


次世代MS試験型ジン(ジンヘッド)
ZGMF-750/G
☆次世代MS(ザク)用携行武装ビームトマホーク装備


全パーツ写真
完成日:07/06/14

登場作品
ベース機体:機動戦士ガンダムSEED
改造、武器(一部除く):機動戦士ガンダムSEED DESTINY

Scale & Grade

a) ベース機体
機動戦士ガンダムSEED
1/144 HGモデル
形式番号:ZGMF-1017
名称:モビル ジン(一般機)
ZGMF-1017 MOBILE GINN
キット定価:1000円(税込み)


b) 次世代MS(ザク)用改造、武器パーツ1
1/144 HGモデル
形式番号:ZGMF-1000/A1
名称:ガナーザクウォーリア
(ディアッカ・エルスマン機 or 一般機)
ZGMF-1000/A1 GUNNER ZAKU WARRIOR
キット定価:1300円(税込み)

c) 次世代MS(ザク)用改造、武器パーツ2
No.06 1/144 コレクションシリーズ
形式番号:ZGMF-1000/A1
名称:ガナーザクウォーリア(ルナマリア・ホーク専用機)
ZGMF-1000/A1 GUNNER ZAKU WARRIOR
キット定価:525円(税込み)

d) 次世代MS(ザク)用改造、武器パーツ3
1/144 コレクションシリーズ
形式番号:ZGMF-1000/A1
名称:スラッシュザクファントム
(イザーク・ジュール専用機)
ZGMF-1001/K SLASH ZAKU PHANTOM
キット定価:525円(税込み)



Type 1 形式番号:ZGMF-750/Z
次世代MS試験型ジン(ザクヘッド)

Type 2 形式番号:ZGMF-750/G
次世代MS試験型ジン(ジンヘッド)


(オラザクです)

概略
ずばり、またもやオラザクです。ってか、まともに設定通りに、最近キットを作ってないよーな・・・・。

いきさつは、HGのモビルジン(以下ジン)のキット(SEED時代に発売した当時買ったモノ。積んでいました)、且つ、SEED DESTINY時代に買ったHGガナーザクウォーリア(ディアッカ機)やコレクションキットのザク系などを使ってオリジナルのジンを作ってみようと思ったのが、随分前(ガナザクを買った当時が発案時間)。それを今頃になって、全部のキットとパーツを引っぱり出してきて、ちゃんと作ろうと思ったのが先週。でもってやっとこ完成したのが今、という、随分、完成までに、不要な時間がかかった作品です。

でも、まだHGガナザク(作品No.30 ブレイズザクファントムディープアームズとスラッシュザクにパーツを使ってしまったので、ちゃんと組み立てられないキットです)が1機分あります。これはおいおい改造して作ります。

キット、機体説明

まず、どこにどれのキットを使ったかを説明しないと話が始まらない作品なので、そこから。

1)頭部:HGジン頭部、コレクションシリーズのルナマリア専用ガナザク(コンパチ用)をそれぞれストレート組して、モノアイはキットなどに付いている”メタリックシール”の余白に接着した”ピンク色のH-アイズ”を半分に斬って、さらにそれぞれの頭部のモノアイレール部分を、デザインナイフで少し削って、貼り付けました。フラッシュなどで反射して光ります。

2)上半身胸部:改造されてます。ベースはHGジン胸部で、前側をくりぬいてます。そこに、コレクションシリーズのルナマリア専用ガナザクに付いている胸部パーツ(左右エアダクト(白パーツ)、胸部アーマーパーツ(グレーパーツ))と、くりぬいて出てきたパーツを切り取って作ったコクピットハッチ(HGキットの緑)を埋め込んで、新しい次世代MS(ザク系の事だが)試験型胸部を作りました。ちと荒っぽい工作をしたため、アップで見ると雑な仕上がりですが、遠目で見ると目立たない、そういう出来です。

3)上半身背中:HGジン

4)バックパック:HGジン

5)両手:HGジン

6)下半身腰部:HGジン

7)両足:HGジン

8)バックパック:HGジン

9)武装
MMI-M8A3重突撃機銃(ジン用マシンガン):HGジン
○MAM3重斬刀(ジン用剣):HGジン
MMI-M633ビーム突撃銃(ザク用ビームマシンガン):HGガナザク(ディアッカ機)
MAM8ビームトマホーク(ザク用近接斬撃武器):HGガナザク(ディアッカ機
スラッシュザクファントム用ビームアックス:コレクションシリーズ スラッシュザクファントム(イザーク機)
高エネルギー長射程ビーム砲 M1500”オルトロス”(ガナーザクウォーリア用):HGガナザク(ディアッカ機)
○オラザクのブレイズザクファントムディープアームズ用高エネルギー中射程ビーム砲 M2000”ガルム”:前にスクラッチしたもの


<機体の方の説明>
オラザク機なのでオラ設定ですが、一応背景はあります。時間軸は、SEED時代のCE(コズミック・イラ)70のヤキン・ドゥーエ戦〜SEED DESTINY時代のCE73の開戦の間。

ザフト群がミレニアムシリーズMS”ザク”系機体”を完成させるまでに試験運用された機体のうち、公式設定機体”ZGMF-X999 トリプルナイン”等の核エンジンを積んだ機体ではなく、量産機化を視野に入れた機体として、ザフトの安価設定量産機体である”ジン”に、新型器のザクの胸部(多少改造して搭載)、武装を積んで、運用可能かどうか、を検討するために作られた、試験型ジンです。よって非核エンジン機体です。

すでにX999(もしくはCE73)までにザク用武装はかなりの数が作られていたと考えられるため、オラ設定機体を含めて、この次世代MS試験型ジンに携行させて運用できるかの検討を行うためだけに、1機だけ作られた、ジン+ザクの異色の機体です。

ほとんどは新型MSであるザクの頭部を装着して運用されてましたが、ジンとしての運用データ取りのためにジン頭部も装着されました。また武装は、

MMI-M8A3重突撃機銃:ジン用の実体弾のマシンガン。標準実体弾兵器も使えるかを試験するため。
○MAM3重斬刀:ジン用の実体刃の剣。同じくビーム刃ではなく、実体刃での運用を検討するための物。
MMI-M633ビーム突撃銃:次世代MSである”ザク”用のビームマシンガン。次世代兵器である非実体弾のマシンガンの運用試験。
MAM8ビームトマホーク:ザク用近接斬撃武器。ビーム刃斬撃兵器の試験運用試験のため。
スラッシュザクファントム用ビームアックス:指揮官機用ザクのビーム刃斬撃兵器の2種類目。これの運用試験のため。
高エネルギー長射程ビーム砲 M1500”オルトロス”:バックパック換装後のザクに搭載されるビーム砲の試験型。2〜3発打てる程度のパックを内蔵しているオルトロスであり、完全な試験武装。この当時はまだバックパック換装は開発中であったため、運用試験できたのは、バックアック以外のパーツのみ。
○オラザクのブレイズザクファントムディープアームズ用高エネルギー中射程ビーム砲 M2000”ガルム”:これは試験型の物のため、最初から試験兵器。オラ設定で作った、ザク系ディープアームズ機体の携行兵器。これはバックパック兵器ではないので、そのまま使われる。

とりあえずミレニアムシリーズのザクの武装や胸部形状などを試験するための、非実戦型MSです。

特にエースが使っていたわけではないので、顛末は割愛します。

塗装
以下で使用されている塗料は、全てクレオス社製のラッカー系塗料です。
1)全てエアブラシ塗装です。パーツの中性洗剤での油面落とし→完全乾燥→サーフェイサー吹き(このキットはだいぶ昔に下処理した関係で、このサフはスプレーで、1000番のホワイトサフです)→グレーパーツだけスプレー吹き。他は各塗料の希釈液をエアブラシで吹き付け

<塗料調合>

特に調合無し。ガンダムカラーの”ザク・ウォーリア”用塗料をそのまま使いました。

1)機体色(明るい緑)=ガンダムカラー”ザク・ウォーリア”用塗料のグリーン20
2)胴体色(暗い緑)=ガンダムカラー”ザク・ウォーリア”用塗料のグリーン21
3)武装、胸部等(グレー)=ガンダムカラー”ザク・ウォーリア”用塗料のファントムグレー
4)バックパック一部(白)=使ったサフ(1000番ホワイトサフ)そのまま
5)黄色部分=キャラクターイエロー

尚、カラーリング(配色)の設定は、ザクパーツはザクで、他は全てジンに合わせました。

説明
胸部:上半身の胸部前パーツの真ん中をプラノコとデザインカッターでくりぬいて、ザクのパーツと空間埋め用のドレスアップパーツを使って、ザク風に仕上げました。ちょっと寸法狂いがあったため、アップで見るとかなり荒い仕上がりになってます。ザクの該当パーツがそのまま使えないので、仕方なくパーツ埋め込みにしました。コクピットハッチ(胸部グレーパーツの下)は切り取ったパーツを更に切り取って、はめ込みました。

組み上げ
改造しているパーツ以外、全てストレート組みなので、合わせ目消しは行ってません。後ハメ加工もしてません。

フィニッシュ&マーキング
特にマーキングは貼ってません。またトップコート処理もしてません。

感想と補足
えー、まだ金閣HGガナザクが残ってますが、取り合えずSEED系はこれでペンディングします。1機残っているHGガナザクはパーツを取られている関係でそのままでは完成しませんから、また据え置きします。ってか、もう10月から新しい時代設定の新ガンダム”機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)”が始まってしまう関係で、場合により、残った1機はパーツ取り専門になるかも・・・・。あれだけあったSEED系機体の製作は、一応これにて終幕にしたいと思います。

ちょっと素組の機体を集めたら凄いことになったので、現在検討中です。HGUCブルーディスティニー2号機、HGUCゲルググが予定にあります。

ではでは。
67
<∀ガンダム(ターンエーガンダム)>
WD-M01(System-∀99) ∀GUNDAM
INGRESSA MILITIA MOBILE SUIT

完成日:07/08/11

登場作品
∀ガンダム

Scale & Grade

∀ガンダム
1/100 MGモデル
(MG No.100 記念キット 初回限定版)
形式番号:WD-M01(System-∀99)
名称:∀ガンダム(ターンエーガンダム)
∀ GUNDAM
キット定価:3800円(税込み)


同梱品
○キットパーツ、取説
○小冊子”GUNPLA ∀ Special Edition”
(ガンプラ∀ スペシャルエディション)
○広告
概略
月の民”ムーンレイス”曰く、”白ヒゲ”。MG No.100の記念モデルは、なんと!、∀ガンダムでした!。賛否両論だとは思います。それをよくわかってらっしゃるのは、取説に一筆、挨拶を記載している”富野由悠季”監督自身です。しかし、今回のキット化は、単なるエントリーとか、普通のMGキットとして、製作された物ではないです。取説や初回限定の小冊子に詳細に書かれている通り、

”この機体のデザイナーであるシド・ミードの画稿を緻密に再現する”

ことをフラグシップに、徹底的に解析、分析、パーツ化検討を行った、正直、作る側は”相当しんどかっただろう”キットとなったわけです。

∀ガンダムがなんぞや、ということまで書いていると、長すぎてしまうので、Wikiのリンクを貼っておきます。

∀ガンダム Wikipedia

キット、機体説明

購入してから、まずキットを見る前に、初回限定のみの特典である小冊子”ガンプラ∀”(ガンプラターンエー)と、たまたま期間中だったので貰えた”Road to 100”(シャア大佐ご担当の声優”池田さん”のシャア大佐としての解説版と、モデラー及び開発陣解説版の2つのver.がある、MGキットの歴史を解説したスペシャルDVD)を見ました。PCでは不具合があって見られないかも、とか書いてありますが、XP Homeでちゃんと見られました。

でもって、この中身は、まさにエクセレント!。MGキットの開発履歴と技術の進歩が、まさによーーーっくわかるDVDでした。シャア専用機体の場合、シャア大佐の名セリフで解説されているのが、バッチグーです。期間中のみのMGキット購入での配布となりますので、お早めにどうぞ。

それと、初回限定キットのみの特典である、”小冊子 ガンプラ∀”ですが、これまた豪華。キャラデザ、メカデザ担当の方、そして、あの”トニー”さんが、書き下ろしております。それに詳細に説明がされているので、まさに記念キットの小冊子としてふさわしい物です。

でもって、やっとこキット説明。まず、これまでのMGキットや、最近のver.2.0系のキットとは全く違います。

○フレームに相当する、脚部後方の”スラスターベーン”(金属板)が、脚部の内部フレームに相当してますが、機構が違います。一応、装甲をフレームに取り付ける事は同じですが、組んでいて違った印象を受けました。尚、スラスターベーンは脚部折り曲げに連動して動きます(コンセプト的には”ムーバブル・フレーム”か?)。それに正座出来るくらい曲がります。
○腕部は半分フレーム、半分新機構の構造で成り立ってます。∀ガンダムは、これまでとはかなり違った機構で作られているので、キット化されてもこうなると言うことを、組んでいる段階で理解しました。
○胸部は、そもそもエネルギー炉とか、間接のアクチュエーター等が全くなく、マルチパーパスサイロ(多目的格納庫)だけで構成されてます。コクピットは腰部前面にあるコアファイターですから、本当にサイロだけです。
○頭部は、従来と比較的同じ。ガンダムモデラーがよく使う技法で、”目”の後ろに銀シールやメタルシールを貼って、もしくは、シルバーで裏側を塗装して、光が当たると反射して目が光る、ようになってます。
○特徴の”ヒゲ”こと、”フェイスガード”は、バンダイエッジがなく、元からかなり鋭いです。もっとも別ランナーになっていて、厚めのビニール袋に入っているので、安全です。注意書きもありますし。
○付属の1/100スケールの、ロラン立ちフィギュアと、レーザー加工技術の粋を集めて作られた”牛”(劇中で印象的なシーンに登場)は、どれも素晴らしい出来です。今回は牛のみ筆塗装しました。ロランフィギュアはメットが、TVゲーム”メトロイド”のサムス・アランに似ているので、そんな感じのロランになってます。

塗装、組み上げ
今回はグリグリ遊ぶため、素組にしました。その後、スミ入れペン(グレー)で、多数のミードモールドにスミ入れして、それで終わりにしました。塗装しなくてもリアルで格好いいので、無問題です。

尚、牛フィギュアだけは、サフ、塗料を使って、筆塗りしました。柄は取説の写真を参考にして、色は近い物を使いました。

フィニッシュ&マーキング
特製のマーキングが付いているのですが、如何せん∀ガンダムには似合わないので、そのままにしてます。たぶんこのマーキングを使う機会はないと思う・・・・。ミリシャ側で1/100の機械人形はこれしかないし。1/100のモビルカプルが出てくれるなら、バリバリ貼りますけど。

感想と補足
とにかく、作っていて”やめ時を失って、一気に作ってしまいたくなる”、組んでいて楽しいキットでした。定価3800円をどう見るかは人それぞれだと思います。特に∀ガンダムキットなので、更に輪をかけてそうなると思います。

でも、完成してみると、これまでのMGキットとは、かなり異質の魅力を持った、そして開発陣の苦労がよーーーーーーっくわかるキットであったことがしみじみわかります。とにかく、フレームに相当する物から、装甲1つ取っても、ミードモールド、ミード”幾何学”曲線、ミード曲面、全てに置いて、よく再現+キット化出来たなぁ、と感心してしまいます。

そして、この機体だけ、唯一、付属の”牛”(これだけ)を使うことで、素晴らしい”情景”を、ジオラマベースを作ることなく、再現できます。劇中に実際にあった光景だけに、感慨深いです。牧歌的なんですけどね。

とにかく、”格好いい、キャラ物 or ミリタリーガンダム”ではないです。シド・ミードの”実際に建造されても、動きに無理が来ないように設計された、リアルなガンダム”をコンセプトに作られた、富野監督曰く”リアル”なガンダムでした。ガンダムハンマーは、1話分だけしか使われなかった(朽ちていて1回使用で破壊してしまった)のに、ミョーにこのガンダムに合います。

逆に、他の武器類(定番のビームライフルとシールド)はあまり合いません。ので、ほとんどの写真で、後ろにマウントしてあります。このマウント方法はおそらく、このMGキットだけの方法だと思いますが、これがしっくりくる!。

最後に、これは個人的見解ですが、お気に入りのギム・ギンガナム搭乗機”ターンX”が、どうしてもMGキットとして欲しくなったのは言うまでも無いことです。エントリーでも同スケールのキットが存在せず、スクラッチはつらすぎる・・・・。また、ザクUver.2.0も、あのフォルムなら、∀ガンダムの世界の”ボルジャーノン”として、このキットの横に置いても合うと思います。

***

ところで、次の作品は、久々、ガンダムキットではないです。ポリウレタン製の”ガレージキット”です。製作方法も何もかも違うものにチャレンジしました。私の永遠のアイドルである、TVゲーム”ワルキューレシリーズ”の主人公、”ワルキューレ”です。これからアップします。ではでは。
68
ワルキューレ・メイン顔(PK011ヘッド)武装


ワルキューレ・メイン顔(PK011ヘッド)武装解除

↓色々な頭部を使用して表情変更


完成日:07/08/11

登場作品
(株)NAMCO(ナムコ)製作品
(現(株)バンダイ・ナムコゲームス)
TVゲーム
「ワルキューレ」シリーズ全般
○「ワルキューレの冒険」(FC,PS1,リメイクはPS1)
○「ワルキューレの伝説」(AC,PCエンジン,PS1,Win)
○「ワルキューレの伝説外伝 ローザの冒険(Win)

Scale
nonスケール(Pinky:stパーツ互換スケール)

名称:ワルキューレ・ピンキー
イベント販売価格:2000円(税込み)


キット以外に使ったパーツ
1)頭部パーツ(必須)
メイン:PK011の頭部
他:PK002、PK004、PK013、真宮寺さくらピンキーの各頭部
2)パーツ支持:1mm真鍮線
Data
1)パーツ数:11
(前髪1,後髪1,上半身1,左腕1,下半身1,スカート1,ヘルメット1,羽根飾り2(左右で1づつ),剣1,盾1)
2)未塗装レジンキット(白色のレジン製)
3)造形物イベント”ワンダーフェスティバル2007冬”の会場にて購入。
4)ディーラー情報
ディーラー名:猿人殺法
HP:http://jugonrx.hp.infoseek.co.jp/DROOM.htm
『dugong room』〜じゅごん部屋 兼 猿人殺法本部〜
<概略>
今回は数年ぶりにガレージキット(以下ガレキ)を作りました。ガレキとは?、って話すと長くなるので、やっぱりwikiリンク

ガレキWikipedia

つまり、ガンプラなどの”プラスティック製組立キット”とは全く違う製品です。だから使う下地塗料、接着剤関係も違いますし、作り方も違います。

そしてこのキットは更に、GSIクレオス社ホビー部の”VANCE PROJECT”の一環として、フィギュアの統一シリーズである、”Pinky:st”(ピンキーストリート、以下ピンキー)に準じてパーツが構成されている事を追加要素として持っています。

要するに、このキットのパーツとして、他のピンキーのパーツを流用する事ができます。メインは頭部パーツの交換(キットには頭部パーツは付いてません)で、これにより、主に”表情”や”顔”を簡単に変更する事が出来ます。これは大きいアドバンテージです。

さらに外観に問題が無ければ、上半身、下半身、少しの改造で手持ち品、頭部などを自由に組み替えられます。これにより、キットの外観を簡単に、さらに幅広く変更する事が出来ます。

GSIクレオス社ホビー部の”VANCE PROJECT”(ピンキーストリート)のHP

当サイトでも、市販ピンキーのパーツを組み替えて、ちょっとしたコーナーを設けてあります(別館)。

さて、このピンキーガレキのキャラクター”ワルキューレ”は、(株)NAMCO(ナムコ)製作品(現(株)バンダイ・ナムコゲームス)のTVゲーム「ワルキューレシリーズ」、

○「ワルキューレの冒険」(FC,PS1,リメイクはPS1)
○「ワルキューレの伝説」(AC,PCエンジン,PS1,Win)
○「ワルキューレの伝説外伝 ローザの冒険(Win)


等(細かい登場作品は割愛)に登場する主人公(一部違う作品もあり)である、「ワルキューレ」であり、このキットは、ピンキースタイルにデザインしたガレキです。

尚、デザインしたのは、ガレキのディーラー「猿人殺法」さんで、詳しくは上記に記載しました。

<キット説明>
ピンキーのパーツシステムに準じてあり、構成も同じです。頭部は最初からついてなく、一般玩具取扱店やアキバで売られている市販ピンキーフィギュアや、頭部パーツばら売りなどで、自分の好きな頭部を買って、取り付けられます。頭部の分だけ余計にかかりますが、自分で好きな頭部に出来るのは凄いことです。特にガレキの世界では。通常ガレキは、キット1つで頭部も全てついていますから、改造しない限り、表情やパーツは固定だからです。

今回はPK011という型番のピンキーの頭部をメインに使いました。他に頭部の交換をしてみると言うことで、PK002、PK004、PK013、「サクラ大戦」の真宮寺さくらピンキー、の頭部も、交換して付けてみました。詳細は、写真ページをご参照下さいませ。

<組み上げ、塗装>
Ma.k.シリーズ「魔導戦記Ma.K.」の”パメラUとズージー”の2キャラのガレキを作ってから、キットは買っているのに作らなくて、結果的に”久々”のガレキとなり、しかもピンキー系ガレキは初めてで、ということで、基礎からやり直しました。

MAX渡辺著 「パーフェクトモデリングマニュアル1 初級編」 (ホビージャパン編集部・編 HOBBY JAPAN MOOK)

のガレキ製作編を見ながら、1つ1つ、出来るだけ丁寧にパーツ処理しました。

基本処理:クレンザーと中性洗剤の混合粘性溶液を作り、歯ブラシに付けて全パーツを洗浄して離型剤(買ってきたガレキには必ず付いている表面の油)を洗い落としました。洗浄→水洗、を3回繰り返し、しっかり処理。その後、1日乾燥。

1回目の修理とヤスリ掛け:パーツ自身の欠陥部分(ヘルメットの円形飾りのエッジ等の欠落、この時点で見える気泡穴、バリ、ヒケ(へこみ)、他多数)をタミヤパテ、エポパテ、アルテコパテで修理し、同時に全パーツを紙ヤスリ掛け(400番→1000番→2000番)。

1回目のサフ:ガレキ用グレーサーフェイサー(瓶入り)を溶剤で希釈して、適当な粘度のサフ溶液を作り、全パーツをエアブラシで軽く塗装。

2回目の修理とヤスリ掛け:ここで相当の数の”気泡穴”が浮き出してきたので、ひたすらパテで埋めて、ヤスリ、紙ヤスリなどで削って整えました。まぁこの時点での処理が、いまいちだったため、完成したときに、ちと気泡穴が残っていたので、後で反省しました。

2回目のサフ:1回目と同じでサフ掛け。ここからは塗装に移行。

塗装:ヘルメットの茶色以外、全て市販のラッカー系塗料をそのまま使用。

組み上げは、双方のパーツがちゃんと合う位置に1mmの穴をピンバイスでそれぞれ空けて、1mm真鍮線を通しました。今回ピンキー系ガレキということなので、全てのパーツは接着しませんでした。よって左腕部などは、真鍮線を中心に、ある程度可動します。それにパーツは互換性があるので、接着する意味がないです。

(配色)
肌:キャラクターフレッシュ
スカートなどの白布地、飾り羽根、下半身の下着:ホワイト
スカートの赤ラインとリボン:レッド
髪の毛:キャラクターイエロー
ヘルメットの周り、シールド、アーマーなどの金色、飾り羽根の付け根:ゴールド
シールド、アーマーのグリーン部分:メタリックグリーン
脚部の靴紐、ヘルメットのブラウン部分:ブラウン+ブラック適量
剣先:メタル塗料のクロムメタル+塗装後にティッシュで磨き作業
腰ひもの先、胸部アーマー中央部、腕部アーマー中央部のクリスタル:クリアーレッド

(塗装方法)
筆塗装:ヘルメットの前部の模様、剣先、アーマー、シールドのグリーン部分、脚部の靴紐部分の靴紐と肌
エアブラシ:上記以外全部(マスキングテープによる、マスキング塗装)

<フィニッシュ>
ゴールドが予想以上に金ピカになったので、本来行う”半光沢クリアーフィニッシュ”は行いませんでした。

感想と補足
これは本気で作るのが大変だったキットです。大変な原因は、当方の技量不足と、ガレキ特有の下処理です。これはどんなガレキでも伴う事故、これを克服しないといかんなー、と、しみじみ思いました。また、このキットで目立った事は、

1)ヘルメットの縁の飾りのエッジが、かなり欠落していたので、パテ埋め→形を整える、の繰り返し。
2)1回目のサフで出てきた、気泡穴は凄い状況だった。これも仕方ないか。

と、結構処理の時間が凄かった事です。MAXさんの本に書いてあるとおり、”ガレキは根気との勝負”だと思いました。

でも、そういうコツコツ作業を行いさえすれば、ピンキーベースであり、古いゲームキャラ扱いだから、イベントでも滅多に手に入らないだろう、「ワルキューレ」を完成させて、コレクションに出来たわけです。(え?、自分で作れ!って。その通りです・・・・)

実際、明日(8/12)、ビックサイトで開催の同イベントである”ワンダーフェスティバル2007夏”(当方もディーラー参加)では、このディーラーさんは、この商品の再出品をしてないです。

ワンダーフェスティバル実行委員会HP

まぁ、とにかく、ピンキーであり、ガレキであり、ワルキューレであるという、すんばらしいガレキを完成できて、今は嬉しい事この上ないです。飾り棚の最前列、一等地に飾ってあります。

今は、SNKプレイモア(旧SNK)の龍虎、KOFのキャラ、”ユリ・サカザキ”のピンキーガレキを作ってます。キャラ物ピンキーは市販ではいまいち状態ですが、ガレキの場合、結構イイ素材だと思います(昔扱いのゲーキャラは、このディーラーさんは、”趣味だけで需要がない”って言い切ってますが・・・・)。作る時も、登場ゲームの公式サイトとか資料がたくさんあるし。

さて、明日の準備をするか。ではでは。
69
ユリ・サカザキ ピンキー

ガレージキットの品名
Pinky:st.
ユリ・サカザキ コスプレパーツ

☆キット付属のピンキーベースのガレキパーツは
使用しませんでした。写真の物は市販のベースです。

頭部交換写真はたくさんあるので、
写真ページをご参照下さいませ。

完成日:07/08/18

登場作品
(株)SNKプレイモア(旧SNK、旧プレイモア)製作品
TVゲーム(ジャンル:格闘(2D、3D))
○「龍虎の拳」シリーズ
○「THE KING OF FIGHTERS」(以下KOF)シリーズ

(株)CAPCOM製作品
TVゲーム(ジャンル:格闘(2D))
○CAPCOM VS SNKシリーズ
(以下カプエス)

Scale
nonスケール(Pinky:stパーツ互換スケール)

名称:ユリ・サカザキ・ピンキー

ガレージキットの品名
品名:ユリ・サカザキ コスプレパーツ
イベント販売価格:1000円(税込み)


キット以外に使ったパーツ
1)頭部パーツ(必須)
メイン:PK001の頭部
他:多数の頭部パーツ
(数があるので写真ページをご参照下さいませ)
2)パーツ支持:1mm真鍮線
Data
1)パーツ数:7 使用パーツ数6 ベースパーツは使用しませんでした
(前髪1,後髪1,上半身1,左腕1,下半身1,スカート1,ベース1(不使用))
2)未塗装レジンキット(肌色のレジン製)
3)造形物イベント”ワンダーフェスティバル2007冬”の会場にて購入。
4)ディーラー情報
ディーラー名:だぶる・けーおー!!
HP(blog):http://plaza.rakuten.co.jp/doubleko/
<概略>
前回に引き続き、ピンキー系ガレキを作りました。ガレキについて、ピンキー系キットについては、68(ワルキューレピンキー)で記載したので省略します。

さて、このピンキーガレキのキャラクター”ユリ・サカザキ”は、(株)SNKプレイモア(旧SNK、旧プレイモア)製作品のTVゲーム(格闘)「龍虎の拳」、”KOF”、”カプエス”シリーズ、

○「龍虎の拳1」(ストーリーノンプレイヤーキャラ)(ゲーセン、NEOGEO、NEOGEO・CD、SFC、PS2(1,2,外伝セット))
○「龍虎の拳2」(プレイヤーキャラ)(ゲーセン、NEOGEO、NEOGEO・CD、SFC、PS2(1,2,外伝セット))
○「KOF」(シリーズ全般。2D物、3D物等)(ゲーセン、NEOGEO、NEOGEO・CD、PS1、PS2、SS)


等(細かい登場作品は割愛)に登場するプレイヤーキャラです。ディーラーさん情報は上記の通りです。

<キット説明>
ワルキューレピンキーと同じですので割愛します。

今回はPK001という型番のピンキーの頭部をメインに使いました。が、ストックの頭部がかなりあったので、ワルキューレピンキーの時より多くの頭部で、色々な表情を再現してみました。詳しくは写真ページをご覧下さいませ。尚、頭部型番がわからないものもあったので、それは”型番不明”と記載しました。

それと、このキットの左手は、ゲーム中の勝ちポーズ”よゆうっち!”ってやっている表現パーツなんですが、真鍮線を接続部位の真ん中に入れて、接着していないので、軸にして回転してみたら、全く違う意味の”挑発”(ゲーム中にはありません)にすることが出来たので、別ヴァージョンということで、こちらの物も撮影しました。頭部との組み合わせで、ばっちし憎たらしい表現になっているものもあります。

<組み上げ、塗装>
前回で会得した技術と時たま前回使った本を見直して、初歩に戻って作りました。

基本処理:クレンザーと中性洗剤の混合粘性溶液を作り、歯ブラシに付けて全パーツを洗浄して離型剤(買ってきたガレキには必ず付いている表面の油)を洗い落としました。洗浄→水洗、を3回繰り返し、しっかり処理。その後、1日乾燥。

1回目の修理とヤスリ掛け:以下のパーツ自身の欠陥部分
1)後ろ髪パーツの頭部との接続部分が、内部穴空き状態(大きな気泡だったのでしょう)で、表面が薄い素材になっていたため、なんと陥没しました!。よって、ここをエポパテ、アルテコパテでまず埋めて、それからヤスリがけして修理しました。それから見える気泡、バリ、ヒケなどを中心に、全パーツを紙ヤスリ掛け(400番→1000番→2000番)。

1回目のサフ:今回は1回目でサフがちゃんと乗りました(ガレキ用グレーサーフェイサー(瓶入り)を溶剤で希釈して、適当な粘度のサフ溶液を作り、全パーツをエアブラシで軽く塗装)。ので、これから塗装に移行しました。

塗装:髪の毛、胴衣の紐の茶色以外、全て市販のラッカー系塗料をそのまま使用。尚、今回のマスキング塗装には、液状マスキング剤の、マスキング・ゾルを全て使用しました。

組み上げは、双方のパーツがちゃんと合う位置に1mmの穴をピンバイスでそれぞれ空けて、1mm真鍮線を通しました。今回ピンキー系ガレキということなので、全てのパーツは接着しませんでした。よって左腕部などは、真鍮線を中心に、ある程度可動します。それにパーツは互換性があるので、接着する意味がないです。

(配色)
肌:キャラクターフレッシュ
胴衣(脚部、まくり上げた腕部、襟首以外)の白部分、靴の白部分、下着:ホワイト
胴衣(脚部、まくり上げた腕部、襟首):キャラクターブルー
髪の毛、胴衣の茶色部分:ブラウンとブラックを適当に調色した、焦げ茶色
手のアームガード:ブラック
靴の赤部分、はちまき:レッド

(塗装方法)
筆塗装:アームガード、靴の紐部分の白、修復塗装
エアブラシ:上記以外全部(マスキング・ゾルによる、マスキング塗装)

<フィニッシュ>
Mr.半光沢クリアースプレーで、半光沢コーティング。

感想と補足
頭部が陥没したのはびっくりしましたが、修復して形状を整えるのが簡単な所だったので、それほど修理に時間はかかりませんでした。他に欠損部分はあまりなかったです。気泡穴も目立つ物は1回目のヤスリ掛けで消えました。それでも細かいのはサフの段階で見つかりましたが、目立たなかったので、今回はスルー。

今回も古めのゲーキャラを製作しました。ってかこういうのにビビっと来てしまうのですよ、私の歳になると・・・。

ところで、このキャラを作った意味はも1つあります。実は格闘系ゲームの市販キャラピンキーは、

1)ストリートファイターシリーズ(CAPCOM)から、春日野 さくら、春麗
2)KOF(旧SNK)から、麻宮 アテナ、不知火 舞

が既に発売されており、カプエスの様な、CAPCOMキャラと旧SNKキャラが対戦出来るゲームを再現か、KOFの再現を、このユリ・サカザキピンキーを使うことで、より高い再現性、KOFの場合、ゲームのシステムに忠実に再現する事ができます。KOFなら、”3人一組”ということです。実際飾っている所は、まさに格闘ゲームの1シーンです。

尚、ベースについては、ちと欠陥がひどかったし、市販の物に合わせた方が便利なので、製作しませんでした。よって、使用したパーツ数は6です。そして結構作りやすいパーツ数の少ないキットだったし、やっとこ見つけた、液状のマスキング剤”マスキング・ゾル”を使うことで格段に早い”マスキング吹きつけ塗装”ができたので、完成も早かったです。それに金銀塗料類を使っていないので、ちゃんとフィニッシュのクリアースプレーコーティング(キャラ物だと合う半光沢)をしました。

それと、今回もたくさんの頭部を使って、違う表現を撮影しましたが、左手を回転させることで、”挑発”というさらに違う表現が再現出来たので、各2種類ずつ、撮影しました。ってか、挑発の方はぴったり行く物も多かったです。

現在、コミケでの疲れを癒してます。ではでは。
70
MS-05B 湿地戦用地上型ザクT
(ベース機体は、黒い三連星仕様ザクTです)

完成日:07/07/31
撮影日:07/11/19

登場作品
ベースキットの機体(仕様のみ):機動戦士ガンダム MSV
ベース機体(機種):機動戦士ガンダム
機体設定:オリジナル
巨大ヒートホーク:ボックス売りの武器フィギュア?

Scale & Grade

a) ベース機体
機動戦士ガンダム MSV
1/100 MGモデル
形式番号:MS-05B
名称:ザクT(旧ザク) 黒い三連星仕様機
(MS-05B ZAKU-T)
PRINCIPALITY OF ZEON
MASS PRODUCTIVE MOBILE SUIT
キット定価:2625円(税込み)

b) 巨大ヒートホーク
ボックス売りの武器フィギュア・・・だと思います。
出所不明
キット定価:???円

c) 塗装:アーミー系ラッカー塗料で、
迷彩塗装+ウェザリング



MS-05B 湿地戦用地上型ザクT
PRINCIPALITY OF ZEON
MASS PRODUCTIVE MOBILE SUIT
(WET USED TYPE)


(塗装のみオラザクです)
概略
ザク製作シリーズの続きとして、弟に素組されたキットと巨大ヒートホークを貰ったので、それをベースに塗装だけ変更して、湿地戦用で地上型のザクTを製作しました。地上型と言っても変更はなく、MS08小隊(トップ機)の改造を施してはおりません。あくまで、塗装を変更しただけです。ただし巨大ヒートホークの出所を聞き忘れたため、これがなんのキットなのか、結局わからずじまいで使ってしまいました。確か、MS用のボックス売りの武器フィギュアだったはずです。

キット、機体説明
ベースキットは、MS-05Bの黒い三連星仕様ザクTです。特に改造もしていないので、キットのままです。”地上用”と書いているのであれば、08小隊のトップさんのザクT並に改造しないと、銘打てないのですが、それはオラ設定ということで・・・。

<機体の方の説明>
砂漠仕様として、サンドブラウンやカーキ系のアーミーな色で塗装し、ウェザリング塗装したら、砂漠では付かないようなウェザリングになってしまったので、急遽、泥が付くであろう、湿地戦用としました。

時代:1年戦争後期(少なくともエースチューンのザクTが一般兵士に渡ってしまう位の後期)

<ザクパイロット・コックピットルーム>
ザクパイロット:(・・・部隊とはぐれてから、大分経つな・・・、このジャングル、それもこの沼地を突破するのは、正直、安全とはいえんな。連邦の陸戦部隊でなくても、民間ゲリラの奇襲だけでも、正直今の装備では、手を焼くな・・・。)

 1機のブラウン系の迷彩塗装がされたザクTが、鬱蒼と茂ったジャングルの沼地を進んでいた。戦闘の際、部隊とはぐれてしまったらしい。1年戦争後期、元々はルウム戦役時代にエース用チューンがされていたザクTだったが、周り回って今では一般兵士用機体として、この地上でまだまだ活躍していたのだった。彼の機体の武装は、弾数の少ないザクTバズーカ1機、ほとんど弾切れ状態のザクTマシンガン1機、唯一の頼みの巨大なヒートホークだけだった。機体が動いているだけでも、この状況ではまだマシのような気もする。

パイロット:「機影は・・・特になし。熱源反応は・・・特になしか。この辺境の地じゃ、人も兵器もない・・・か。さすがに俺と動物くらいの物か、こんな所でこんなのに乗っているのは・・・はは・・・。」

 しかし、それは早合点だった。近くの茂みに、断熱幕で覆われ、レーダー防御装備で包まれた、真っ黒のジム系機体が、先ほどから狙っていたのだった。

ジムスナイパーパイロット:「・・・・・・・・・・・・死ね!!」

 その瞬間、スナイパーライフルの銃口が光り、ビームが発射された!。その先には先ほどのザクT!。しかし、その銃口が光る少し前に、実はザクTは足下の茂みに捕らわれて転倒仕掛けていたのだった!。ザクTの胴体の後ろをかすめていくビーム!。対岸のジャングルを焼き払い、ある程度の所で消えた。

ザクパイロット:「な!!!、こんな所に連邦の狙撃型だと!!。残党狩りの連中か!。転倒して沼地につっこまなければ・・・・一撃だったか。あ、危なかった・・・。」
ジムパイロット:「ち!!!!、はぐれ者のくせに運だけはあるようだな!!。こっちのスナイパーライフルのチャージ時間は・・・、ち!、だめか!、なら、接近戦で片づけてやるわ!。」

 ジムスナイパーは、スナイパーライフルの本体と台から離れ、被覆幕から飛び出し、ビームサーベル1本で沼地につっこんでいった!。ザクTは姿勢を起こすのに時間がかかっていたのだった。

ザクパイロット:「くそ!、ヤツも接近戦で来たか!。ええぃ!、バズもマシンガンも邪魔だ!。」

 そういうとパイロットはザクの手からマシンガンを落とし、後ろ腰のバズマウントを外して、バズも捨ててしまった!。残るは左手の巨大なヒートホーク1本!。しかし相手のジムスナイパーもライフルから離れてしまったので、牽制用の頭部バルカン程度しか飛び道具はなく、武器はビームサーベル1本だけである。まさしく一騎打ち!。

 ジムスナイパーもザクも間合いを一気に詰めて、刃先がふれあう距離まで接近していた!。

ジムパイロット:「オラァァァァァ!!、死ねヤ、旧式ィィィィ!。」

 そういうとビームサーベルが円弧を描いた!。そして何かを斬り捨てた!。しかし、落ちた物は”ザクの右手”だった!。

ジムパイロット:「ナニィィィィ!!、右手を捨てただとォォォ!」
ザクパイロット:「戦いってのは、こうやるんだよ!!!!」

 その刹那、ザクの左手の巨大なヒートホークが燃えたぎる”黄色の刃先”を先頭に、一気にジムスナイパーの頭上に振り下ろされた!!!。頭部、胴体、腰部と、次々と真っ二つに溶断し、最後の円弧を描いて止まった。ザクはスラスターを全開にしてその場を離れた。

 爆音と共に、沼地の泥を四方に飛び散らせて、爆散するジムスナイパー。周囲はかなりの範囲が焼けこげていた。

ザクパイロット:「所詮”狙撃屋”には、接近戦は無理なんだよ。こちとら、飛び道具を持っていても、所詮牽制用。懐に飛び込んで、こいつでぶった斬るのが、コイツの戦術なんでね。・・・・・とはいえ、今回の不意打ちの代償は右手と飛び道具全部か。右手はユニットごと切り離すとして、牽制用の飛び道具がないのは痛いな・・・。早く部隊に合流しないと。ココ一体も、どうやら残党狩りの圏内らしいからな。」

 泥の中に、途中から切り取られたザクの右手が沈み、ザクはその戦場を後にした。彼がこの後、どうなったのか、それは歴史の1ページに書かれる事のない、捨てられた時間になってしまったのかもしれない・・・・。

***

今回はちょっとミリタリーっぽく、まとめてみました。とはいえ、ガンダムの世界、一番の見所である”MS戦”を、地上戦の泥臭い感じで書いてみました。地上戦では、当方の見解では、MS08小隊のトップさん、”中尉”であるのに、戦争後期では旧式である”ザクT”に乗っていた事を考えても、あまり機体の性能云々ではないように思えます。むしろ今回の様に”戦術”が大きく響いたと思います。

勿論、今回のラッキーなザクでなければ、ジムスナイパーのスナイパーライフル一発でザクはしとめられていたのは言うまでもないですが、戦場では何があるかわかりません。こういう事も、あってもいいと思います。

それと、パイロットの技量。とっさの判断の差で、右手を捨てて勝ったザクパイロットの方が、狙撃の訓練しかまともにやっていなかったジムパイロットより、技量も経験も上だったわけです。単純な機体差だけなら、圧倒的にジムスナイパーの方が上なのだが、動かしているのが人間なら、律速因子はむしろ人間の能力だと思います。

以上、ある兵士の戦闘記録でした。

塗装
以下で使用されている塗料は、全てクレオス社製のラッカー系塗料です。内部メカ部分は必要な所だけ、金属塗料のクロムシルバーで筆塗装し、ティッシュペーパーで磨きました。外部装甲は全て”グレーサフ”をエアブラシで下地塗りしました。

今回は迷彩塗装、それも湿地戦向けということで、全面筆塗装にしました。何回も気に入るまで筆で上塗りし、どちらかというと、マシーネン・クリーガー(Ma.K.)みたくなってしまいました。Ma.K.は人が着る強化戦闘服側。だから肩当たりまで汚れるのは当たり前ですが、全長10mを越える巨人のザクが、こんな汚れる事を想定する迷彩塗装を採用するのはおかしいのですが、”湿地戦”だと、これは一変します。機体は泥で全身汚れます。だからこの迷彩でも問題がないのです。

ウェザリングは、実は当初は激しくボロボロに見える位やっていたんですが、あまりにひどいので、迷彩パターンで埋めました。残ったのは、足下の”絶対錆びる”ところ、他数カ所だけでした。

今回はマーキングなし、トップコート無しで終わらせました。元々塗料は全部”艶消し”なので。

<塗料調合>

はっきり言って”適当”です。数種の砂漠系の土色塗料を用意し、それを筆で塗りたくり。だから塗料レシピもわかりません。ごめんなさいです。

説明
このキットは、武器数点と巨大ヒートホーク付きで、素組のままで貰ったので、一度分解し、結局塗装できるレベルまで組んで、それから塗っていきました。どちらかというと、全部組み終わったあとから、全身を観て調整しながら筆で塗っていきました。初めての塗装方法です。

この機体は一般兵士向けなので、武器類はあったものだけにしました。ツノもなし。戦争も後期で、しかも忘れられた地上戦となると、エースチューンのザクTですら、一般兵士に渡ってしまう設定が、哀愁漂います。

組み上げ
ストレート組みなので、合わせ目消しは行ってません。後ハメ加工もしてません。

フィニッシュ&マーキング
前述の通り。

感想と補足
えー(豪雨汗)、またもやザクです。ってか、実はザクはこれで打ち止めです。後に控えているのは、”ザクとは違うのだよ、ザクとは”の機体です。

今回は自分の中でのガンダムミリタリーに近い物を作りました。迷彩とウェザリングでかなり迷走したキットでしたが、なんとか完成しました。ってか完成にしました。HP用の撮影まで期間が空いたのは、色々な事情でです。コミケとかワンフェスとか・・・。

それより、このでっかいヒートホーク、出所はなんなのだろうか・・・・。

ではでは。
71
HGUC 1/144 RX-79BD-00 プロト・ブルーディスティニー(BD)システム
(ALL PARTS 写真)


HGUC 1/144 RX-79BD-00 プロト・ブルーディスティニー(BD)システム
RX-79BD-00 Type 0001 写真)
(パーツの組み合わせの一例)

完成日:07/07/??位
撮影日:07/11/19

登場作品
ベースキットの機体:
1)RX-79BD-2 ブルーディスティニー2号機
セガサターンソフト「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」

2)RX-79[G]陸戦型ガンダム、Ez8
RGM-79[G]陸戦型ジム
OVA、劇場版「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」

3)(後期型ノーマルシールドのみ)
RGM-79D ジム寒冷地仕様
OVA「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」

Scale & Grade
a) ベース機体1
機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY
1/144 HGUCモデル
形式番号:RX-79BD-2
名称:ブルーディスティニー2号機
(RX-79BD-2 BLUE DESTINY (BD) UNIT 2)
E.F.S.F. FIRST PRODUCTION MOBILE SUIT CUSTOM TYPE
キット定価:1575円(税込み)

b) ベース機体2
機動戦士ガンダム 第08MS小隊
1/144 HGモデル
形式番号:RX-79[G]
名称: 陸戦型ガンダム(&MS-06J ザクU(第08MS小隊版))
キット定価:1575円(税込み)

c) ベース機体3
機動戦士ガンダム 第08MS小隊
1/144 HGモデル
形式番号:RX-79[G]
名称: GUNDAM Ez8
キット定価:840円(税込み)

d) ベース機体4(シールドのみ)
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
1/144 HGUCモデル
形式番号:RGM-79D
名称: ジム寒冷地仕様
(RGM-79D GM COLD DISTRICTS TYPE)
E.F.S.F. MASS-PRODUCTION LOCALITY SPECIALIZATION TYPE MOBILE SUIT
キット定価:840円(税込み)

e) WAVE製等のドレスアップ、各種ジャンクパーツ



RX-79BD-00 プロト・ブルーディスティニー(BD)システム
RX-79BD-00 PROTO・BLUE DESTINY (BD) SYSTEM

(オラザク設定です)
概略
今年の夏頃に完成していたんですが、諸処の事情で今頃の掲載となりました。尚、全てオラザク設定ですので、ご了承下さいませ。

さて、今回は完成された”武器や防具の換装はあっても、1つに固定された機体”が存在しない、ちょっと変わった完成品で、名前も、

”RX-79BD-00 プロト・ブルーディスティニー(BD)システム”

でして、システムそのものが完成品です。ただこれだと何だかわかりづらいので、パーツの組み合わせで出来る機体の形式番号の一部を全て統一して、

”RX-79BD-00”

としました。その後に、組み合わせで作られた通し番号かEX(特殊番号)を付けることで、機体を区別してます。なので、ユニットの組み合わせで出来上がる物、全てがこのシステムで試験された機体となります。

キット、機体説明
ベースキットは主に陸戦用ガンダム&ジム系機体のキットを使っておりますが、これを作った後に発売された、HGUC 陸ガンは、残念ながら使うことが出来ませんでした。またキットの全てのパーツを利用したのではなく、以下のような感じで使いました。

☆オラザク設定なので、あくまで”非公式”です。
☆かなりの交換パーツで構成され、各機体のナンバリングや設定が複雑ですので、
以下の説明をご参照下さいませ。尚、同じ物を写真ページにも掲載しました。
☆全ての組み合わせの機体を撮影しておりません。


各ベース機体のパーツ利用情報>(注0)

No. パーツの種類 具体的なパーツの箇所 ベースキット(機体)
1 ブルーディスティニーオリジナル 全てのパーツ HGUC RX-79BD-2 ブルーディスティニー2号機
2 陸戦型ガンダム 頭部(改造してオリジナルのBD-00ジム顔の頭部に変更)(注1)
胸部、小型陸戦シールド(注2)
HG RX-79[G] 陸戦型ガンダム(注6)
3 陸戦型ジム 胸部、バックパック(改造)(注3) HG RGM-79[G] 陸戦型ジム
4 Ez8 頭部、胸部、腕部、脚部
バックパック(パラシュートパック本体)
(注4)
HG RX-79[G] Ez8
5 連邦軍後期型ノーマルシールドのみ 後期型ノーマルシールド(注5) HGUC RGM-79D ジム寒冷地仕様

<各機体のナンバリング(通し番号)のルール>

順番 パーツ種類 番号と種類 合計パターン数
1 頭部 0:陸戦型ガンダム頭部を改造した試作型BD-1頭部
1:BD-2頭部
0,1の2種類
2 胸部 0:BD-2胸部
1:陸戦型ガンダム胸部・改
2:陸戦型ジム胸部・改
0,1,2の3種類
3 シールド 0:陸戦型ガンダムの小型シールド(陸ジムやEz8でもOK)
1:BD-2付属のシールド
2:ジム寒冷地仕様付属の連邦後期型ノーマルシールド
0,1,2の3種類
4 バックパック 0:BD-2のバックパック
1:Ez8や陸戦型ガンダムなどが装備するパラシュートパックを
大改造した、重力下仕様のオリジナル大型バーニアバックパック(注4)
2:陸戦型ジムのバックパック・改(あくまで量産化検討だけなので、
これに換装した機体は少ない)
0,1,2の3種類
例外 Ez-8のセットパーツ全部 EXn:Ez8用パーツだけに換装した機体は全てこれ。
EX0:小型シールド装備
EX1:シールド
EX2:後期型ノーマルシールド
(ナンバリングはシールドと同じです)
<特例>
EX0、EX1、EX2の
3機体だけ
例:BD2頭部+陸ガン胸部+小型シールド+BD2バックパック=1・1・0・0
RX-79BD-00 Type 1100

<注釈>

注意番号 内容
注0 ほぼ全てのパーツは、ドレスアップパーツを多数付けたり、形状変更したりすることで、改造されております。
注1 フェイス部分の目を削って平らにして、ジム風にしています。感じはGFFのBD-1のジム顔風。また、増加パックなども付けてます。
注2 HG 陸ガン、陸ジム、Ez8、どれでも同じ小型シールドパーツがついていたので、色で判別し、陸ガンの物であったので、ここに掲載しました。
注3 バーニアを追加したり、ドレスアップパーツを付けたりしているので、ノーマルの陸ジムバックパックとは全く違います。
注4 このパーツは、”パラシュートパック”なので、そもそも必要最小限の姿勢制御バーニアがついているだけであり、且つ、中身はパラシュートが入っている物なんですが、パラシュートを入れておく容器を大改造し、中にエネルギー剤を収納して、多数の姿勢制御バーニアを付けることで、オリジナルの大型バーニアバックパックとしました。
注5 MS本体と武器は一切使わず、シールドのみ利用しました。この製作時点では、BD-3が発売していなかったので、同じシールドが付属していたのが、パワードジムと寒冷地仕様だったので、安い方を買いました。
注6 ザクUとセットですが、使ったのは陸ガン部分だけです。

<改造内容>

パーツ 改造に使ったパーツ 改造(ドレスアップ)概略
試作型BD-1頭部 HG陸ガンの頭部
HG陸ガン付属の増加パックパーツ
ドレスアップパーツ
ジャンクパーツ
ガンダム顔のパーツの”ツインアイ”部分を削り、目の部分を無くして、GFFのBD-1のジム顔風に変更してます。また、陸ガン頭部用の左右に付ける遠距離通信パックや増加バルカンポッドのうち、頭部右側に付ける遠距離通信パックのみ取り付け、左側のパック取り付け用差込み穴はドレスアップパーツで塞ぎました。これにより、GFFやHGUCのBD-1ヘッドとは違う、オラ設定ヘッドとなりました。
陸戦型ガンダム胸部・改 HG陸ガンの胸部
ドレスアップパーツ
プラ板
1)胸部バルカン砲3つに、円形のドレスアップパーツを付けて、砲身を長くしました。またハッチ類を増やし、コックピットパーツの蓋に取っ手を付けました。
2)胸部と腰部の取り付け部分が、HG陸ガンとHGUC BD-2で全然違うので、適合性を取れるように、プラ板で塞ぎ、工具を使って穴をあけて改造し、BD-2腰部に取り付けられるようにしました。
3)全てのバックパックを取り付けられるように、背中を徹底的に改造しました。どうしてもピチっといかないので、仕方なく、セロテープや両面テープを貼り付けて、密着度を高めました。
4)両肩を取り付けるところの横にMSキャリー等の牽引車両での搬送用の取っ手を付けました。
陸戦型ジム胸部・改 HG陸ジムの胸部
ドレスアップパーツ
プラ板
1)中央の部分にドレスアップパーツとジャンクパーツでバルカン砲を1門付けました。その上のコックピットハッチに取っ手も取り付けました。
2)と3)と4)は上記の陸ガン胸部・改と同じ事をしました。
オリジナル大型バーニアバックパック HG Ez8のパラシュートパック
ドレスアップパーツ
ジャンクパーツ
1)穴になっている所をプラ板などで塞ぎ、パラシュートの紐を付けるところを切り捨てました。紐は使ってないです。
2)バーニアが付けられそうな所に、キット付属ではないバーニアパーツを7機取り付けました。小型4つ、中型2つ、大型1つ。
3)ドレスアップパーツで、大型バーニアパックっぽくしました。
陸戦型ジムのバックパック・改 陸戦型ジムのバックパックの本体
ドレスアップパーツ
ジャンクパーツ
1)穴が空いている所をドレスアップパーツで塞ぎ、キット付属ではない、バーニアパーツをキットの位置に2つ、その上に2つ取り付けました。
2)他は上記の3)と同じようにしました。
Ez8用セットパーツ全部 HG Ez8の上半身と脚部のパーツ
ドレスアップパーツ
ジャンクパーツ
1)胸部は陸ガン、陸ジムと同じ様に底の部分の適合性を取りました。左右にバルカン砲を2門、胸部増加装甲の左に穴を空けて軽量化、両肩を付けるところに、小型の取っ手を付けました。理由は陸ガンなどと同じです。
2)頭部、腕部は無改造。
3)上半身、脚部にドレスアップパーツ。
武器、盾、接合部類 BD-2のシールド
陸ガンの小型シールド
寒冷地仕様ジムの盾
ジャンクパーツ
セロテープ
1)特に改造無し。尚、手に持つ武器については、BD-2の試作型ビームライフルの運用のみ検証された関係で、ビームサーベル2本とこれしかないです。BD-1、陸ガン、陸ジムのマシンガンや180mm砲などは作りませんでした。
2)シールドなどの接合部は、ジャンクパーツとセロテープなどで整合性を取りました。


<機体の方の説明>
BD-1〜BD-3、陸ガン、陸ジム、Ez8等のパーツで構成されている、単一の機体ではなく、それぞれのユニットを試験項目毎に組み合わせることで機体を作るシステムそのものです。なので、とりあえず上記の2枚目の写真、RX-79BD-00 Type 0001というのは、組み合わせで作られた機体の1種です。

時代:1年戦争初期〜中期(BD-1がロールアウトされるずっと前で、後期型ノーマルシールドなどを含め、全て試作品として造られた物の扱いです)

背景文章:特に戦闘になったとか、そういう設定はなく、毎日ユニットの組み合わせで作られた機体で運用試験が行われていただけです。ただし、あくまでブルーディスティニー計画の準備段階である、”Proto”のレベルです。ここから良好なデータが取れた組み合わせの機体をチューニングする事で、栄えある”RX-79BD-1 ブルーディスティニー1号機”が製作された、と勝手にオラ設定を建てました。

塗装、マーキング
全てのパーツをグレーサフのエアブラシで下地塗り→各種塗料で塗装→艶消しスプレーでフィニッシュ→マーキング、の工程です。機体の共通番号は、”00”です。

今回の”青”(明るい青、暗い青)は両方とも、ブルーディスティニーの青とは違ってます。どちらかと言うと、ティターンズブルーに近いです。ただ、明るい青の設定のBD機体がどーにもこーにも好きでないので、こういう暗色系でまとめました。

改造した試作型BD-1頭部については、GFFを元にしておりますが、微妙に違います。遠距離通信パックは、GFFではありません。オラ設定の頭部です。またジム顔になったので、スコープ部分は、メタリックグリーンとかクリアーブルーとか下地シルバーとかで、光って見える様にしました。

<塗料調合>

申し訳ないです。完全に”適当調合”です。元にした色は、ティターンズ系のブルーであることは間違いないのですが、レシピを覚えて無くて・・・。

組み上げ
ストレート組みなので、合わせ目消しは行ってません。後ハメ加工もしてません。

フィニッシュ&マーキング
前述の通り。

感想と補足
撮影が大幅に遅れてしまったので、アップの時期も、こんな遅くになりました。実は、まだ、FGエクシアとかHGユニオンフラッグとかグフとかの撮影が、たんまり残っています。これは後々アップします。

今回は機体1つを作るのではなく、武器の換装をするのでなく、”システム”を作る事にしたので、結構大変でした。ただ、これをやっている最中に、HGUC BD-1,3、HGUC陸ガンなどが次々リリースされてしまったので、使ったパーツがHGで、ちとしょんぼり・・・。

ではでは。
72
FGキット GN-001 ガンダムエクシア
(FGキットを改修した物です)

完成日:07/09/12
撮影日:07/11/23

登場作品:機動戦士ガンダム OO(ダブルオー)

Scale & Grade

機動戦士ガンダム OO
1/144 FG(FIRST GRADE)キット
形式番号:GN-001
名称:ガンダムエクシア
(GN-001 GUNDAM EXIA)
キット定価:500円(税込み)

1)腕の関節を可動するように
2)2本の剣を太股両外側に装着出来るように
加工をしてます。
概略
今年の9月頃、公開前プロモーション映像での設定版として、ソレスタルビーイング所属の4機のガンダムの内、主人公”刹那・F・セイエイ”が駆るMS、”ガンダム エクシア”が、安価版のFG(First Grade)キット第一弾として発売されました。ちょうどその発売日に当方は、別件の用事でアキバのヨドバシに買い物に来ており、ダブルオーに興味があったし、SEED、SEED DESTINYの時も同じ経緯で、一番最初のシリーズキットの中の主人公機(SEEDの場合、外伝主役機のアストレイになるが)を買ったので、即購入。

でもって、キットとバンダイのHP関係の説明をよく読んで、可動箇所のチェックをしました。その結果、簡単に加工できる所だけ、手を加えることにし、他はそのまま。ストレート組で形状変更改修なし。

改造してオラ設定にしていないので、機体の説明などは公式サイトなどをご参照下さいませ。

キット説明
とりあえず安いので、プロポーションはともかく、可動範囲は期待してなかったのですが、SEED系の”形状特化シリーズ”まんま、ではなかったです。少なくとも膝、肘が稼働し、両肩も股間もかなりの範囲で可動してくれます。特に両肩の可動範囲は、伊達なHGキットより大きいです。

ただ、せっかくここまでやってくれたから、当方の簡単な追加加工で、もっと可動してくれないか?、と考え、

1)両腕の付け根の軸回転
2)”手”の独立可動
3)2本のGNソードの収納(プロモーション映像の段階での設定)

が出来る改造を施しました。

1)付け根をプラ鋸で切り離し、プラ板で両方の切り離し断面を塞ぐ。次に強度を持たせるため、真鍮線の穴をずれないように片方のパーツに空けて、瞬間接着剤を流し込み、真鍮線を入れて固定。その後、ランナーなどから取った接続用プラ棒に真鍮線穴を空けて、くっついているパーツの真鍮線を通して接続部を接着剤で固定。次にそのプラ棒の直系と出来るだけ同じ穴を片方に空けて、最後にセロテープを棒に貼り付けるなどして接続部の調整をして、取り付けて完成。

2)一体になっている手をプラ鋸で切り離し、できるだけプラ板で埋めて、新しい”手の固定用穴”を作り、手に”新しい接続パーツ(ランナー改造)”を作り、接続。ある程度融通が効くので、少しひねる事もできます。

3)太股の両外側に穴を空け、その穴に合う太さのランナーを切り取り、GNソードの接続部分に接着。セロテープなどで調整し、取り付けられる様にしました。

塗装
以下で使用されている塗料は、全てクレオス社製のラッカー系塗料です。剣先は全て、金属塗料のクロムシルバーで筆塗装し、ティッシュペーパーで磨きました。パーツは全て、”1200番グレーサーフェイサー”の瓶塗料を希釈し、エアブラシで下地塗りしました。

今回は出来るだけ設定に近い色で配色通りに、をモットーにしていたので、持っていた近い色でやってみました。ただし、いつものように発色をよくするため、色相を変えない程度に、蛍光ピンクを少しだけ混ぜて使ってます。

白:1200番グレーサフ、そのまま
青:キャラクターブルー+微量の蛍光ピンク
赤:艶消しレッド
黄色:キャラクターイエロー
パープル:ガンダムカラーのドムパープル
黒:フラットブラック
剣先等の金属部分:金属塗料のクロムシルバー(上記参照)

特殊塗装として、GNドライブのコア部分やそれと同じ扱いの部分は、エアブラシでのグレーサフの下地の上に、筆でシャインシルバーを塗装し、乾いてからその上に、筆でメタリックグリーンを塗装し、GNドライブの雰囲気を出しました。

大変だった塗装:そのGNドライブのマスキング塗装。特に背面のGNドライブ部分は、もう泣きます。二度とやりたくない・・・(ネットオークションの完成品案件製作者と同意見)。

今回は、初のダブルオー世界のガンダムということで、マーキングは一切無し。最後に艶消しクリアーのトップコートをしただけで終わりです。

説明
とりあえずで作った作った割に、結構良くできていたキットです。改造もそれほど難しくないです。た・だ・、既に今の段階(11/24)で、TV版のちゃんとした設定で作られている”HGモデル”があるため、このキットの意義はほとんどないと思います。

撮影までに随分ブランクが空いてしまったため、新鮮みはないです・・・・(ToT)>

組み上げ
ストレート組みなので、合わせ目消しは行ってません。後ハメ加工もしてません。

フィニッシュ&マーキング
前述の通り。

感想と補足
キットの改造箇所がわかった関係で、もうFGキットは買いません。重装備の”ガンダム ヴァーチェ”はHGでは高くなると思うけど、FGのあのGNドライブのマスキング塗装はやりたくないですから。

今回は、このキットの完成日から随分経過してから作った、HG ユニオン・フラッグも、連続掲載です。

ではでは。
73
SVMS-01 ユニオン・フラッグ

SVMS-01-ST ストライク・フラッグ
(換装パーツなどの全パーツ写真)


SVMS-01-ST ストライク・フラッグ フライトモード


SVMS-01-ST ストライク・フラッグ MSモード

完成日:07/10/30
撮影日:07/11/23

ベース機体の登場作品:機動戦士ガンダム OO(ダブルオー)

Scale & Grade

a)ベース機体
機動戦士ガンダム OO
No.2 1/144 HGキット
形式番号:SVMS-01
名称:ユニオン・フラッグ量産型
(SVMS-01 UNION FLAG)
キット定価:1000円(税込み)

b)各種ジャンクパーツ、真鍮線、プラ板など



SVMS-01-ST ストライク・フラッグ
(SVMS-01-ST STRIKE・FLAG)

(オラ設定完成品です)
概略

***

某日某時刻(別にゲーム「逆転裁判」ではないけど)、友人とメールのやりとりをしてました。(原文とは違いますが、意味は同じです)

友人「久々に今時のTVのガンダム(つまりガンダムOO)観たんだけど、あの可変戦闘機、格好いいね。」
私「えーと、ガンダムの?(キュリオスの事)」
友人「いやいや、あの敵っての?、飛行機とモビルスーツになるの。」
私「ああ、ユニオンフラッグね。グレーっぽいの」
友人「そう、それ。HGのキットを店頭で観たんだけど、格好良かった。」
私「じゃあ、作ってみようかな。」
友人「なんか、戦闘機っぽい感じだから、○ァルキリーっぽくしてみない?」
私「了解。あ、じゃ、カラーリングは例の神谷さん声の御方で、ついでだから、追加パーツ作って、”ス○ライク・ヴァル○リー”っぽい感じにしてみんべ。」
友人「じゃ、出来たら見せてね。」

たったこれだけで、製作が決まりました(笑)。

***

ところで肝心の概略ですが、まずこのキットは、ベースキット、というか、無換装状態では、HG ユニオン フラッグです。それに増加パーツを付ける位置に真鍮線やプラ棒を差し込む穴を空け、増加パーツにプラ棒や細い真鍮線を入れる加工をして、全部換装したオラザク機体”SVMS-01-ST ストライク・フラッグ”を、コンパチブルで製作できる完成品です。

ベースキットのHG ユニオン フラッグには一切改修とかはやってないです。キットそのものも、ストレート組みです。コレとは別に、ユニオンフラッグ完成品とサイズを合わせながら、増加パーツを作っていきました。

ただ、元々、ガンダムとは別の作品の機体をイメージして作っていたので、増加パーツは、ほぼ全て”ジャンクパーツ”を使ってます。塞ぐとか長さあわせに、プラ板プラ棒を使っているくらい。その”ジャンクパーツ”の出所は、秘密ですが、見る人が見るとわかっちゃいますね・・・。特に対空ミサイルポッドと大型レールガン・・・・。

キット説明
完成品オークションの案件説明でも製作者が書いていたのですが、HG 1/144 ユニオン フラッグは、完成度の高い、良キットです。全然手を加える必要がない。気になる人が適度に行う程度。ということで、私もベースキットのこれは、そのままストレート組みで、塗装だけオリジナルにしました。そのモデルとは・・・

某巨大戦艦+可変戦闘機アニメの映画版のやつで、それのif設定として、神谷さん声の方の機体版

つまり、ス○ライ○・○ァル○リー V○-1S

だから、カラーリングイメージも増加パーツもそれの完成品写真を印刷して、似せました。

塗装面
1)胸に黄色と黒のストライプラインをマスキング塗装で作る。
2)翼関係の端は、識別用マーカーとして、赤色
3)胸のダクトキャップを黄色
4)機体色を白(スプレーの1000番ホワイトサフと修正用のラッカー瓶ホワイト)
5)諸処に黄色塗装
6)設定にあるところでも、イメージにないところは塗装しないか機体色で塗装

増加パーツ面
1)機体右側に、MSモードで対空兵器にもなるように倒れる仕組みになっている、バーニア兼用の大型レールガン追加(プラ棒で取り付け)
2)機体左側に、大型バーニア(できるだけ右側のユニットに合わせる)兼用の大型対空ミサイルポッドユニット2門(プラ棒で取り付け。これだけガンダムキュリオスの対抗運用を意識してます)
3)腕部両外側に、追加バーニアユニット(細い真鍮線で取り付け)
4)脚部両外側に、追加バーニアユニット(細い真鍮線と固定用両面テープで取り付け)
5)主翼と副翼の下に、反応弾(特定熱源に反応して自動追尾する、例のミサイル)及び収納コンテナを追加。(主翼:左右4発ずつ、副翼:左右3発ずつ)。(ミサイルとコンテナは接着されてますが、コンテナ自体は全て細い真鍮線と、キットの翼パーツに付いていた、出っ張りに穴を空けて、それに真鍮線を通して固定してますので、脱着可能)

塗装
以下で使用されている塗料は、全てクレオス社製のラッカー系塗料です。バーニア部分は全て、金属塗料のクロムシルバーで筆塗装し、ティッシュペーパーで磨きました。パーツは機体色部分だけ、”1000番ホワイトサーフェイサー”のスプレー塗料で吹きつけしました。実はここで失敗してムラを作ってしまったため、後でホワイトを筆塗装して修正したため、正直、塗装面では、いまいちの完成品です。あと、それ以外の黒パーツとかはそのまま使ってます。

今回は上記の通り、ガンダムシリーズ以外の某機体をモデルにしているので、ちょっと配色を変えてます。変えた部分は上記ですが、使った色としては以下の通りです。

白:1000番のホワイトサーフェイサーの色のまま。修正用に塗料のホワイトを使ってます。
黄色:キャラクターイエロー
赤:艶消しレッド
黒:フラットブラック
バーニアやボルトになっている部分:金属塗料のクロムシルバー(上記参照)
増加パーツ全体のグレー:1200番のグレーサーフェイサー(瓶塗料、希釈エアブラシ塗料)のまま
プラズマソードのプラズマ部分:(特殊塗装)下地は1000番ホワイトサフで、その上にシャインシルバーを塗装し、完全乾燥してから、その上に”クリアーブルー”を筆塗装。これにより、クリアーパーツ風味のプラズマ刃になったと思います。

今回は、2つ目のダブルオー世界のMSということだったのですが、上記の通り、なんだか方向が随分変わっていった気もします・・・、いや、気ではないかも。

説明
・・・・・・・・やっぱり、こういう機体になってしまったか・・・・って、意外に個人的には気に入っていたりします。別に例の機体、まんまではないし。あくまでイメージだったし。

これまた撮影までにそれなりにブランクが空いてしまったのですが、12月に真っ黒の専用機も出たり、UNION勢力ではまだまだ主戦力だし。AEUがパクった”AEUイナクト”とかの元ネタだし。

組み上げ
ストレート組みなので、合わせ目消しは行ってません。後ハメ加工もしてません。

フィニッシュ&マーキング
フィニッシュコートは無し。エクシアと同じ理由でマーキング無しです。

感想と補足
ジョーダン話から作った機体ですが、大量に写真撮ったり、なんだかんだで、入れ込んで作ったキットになりました。可変機体とはいえ、胴体のスライド機構以外、それほど大きく動く所もなく、結構、設定に忠実だと思いました。

で、その変型ですが、ユニオン フラッグ形態でのフライトポジションでは、説明書通り、足の膝の横にある穴に肘の突起を入れられますが、増加パーツを付けた状態では、この穴に脚部増加バーニアが付くので、この固定は出来ません。

他は説明書通りです。

そうそう、対空ミサイルポッドってのは、まさしく機体の上部をカバーする武装ですが、これは特にフライトポジションになったときに、発揮され、その運用指針は、ミサイルポッドコンテナを装着した”ガンダム キュリオス”のフライトポジション状態と同じです。ただ、バーニアも兼ねているので、キュリオスのようにコンテナを廃棄することはないです。

大型レールガンユニットは、ユニオン フラッグの主武装のレール砲を大型、長砲身化したものです。ただ、後ろは弾倉とバーニアユニットになっているだけなので、砲身は上下に可動し、方向を変更できます。曲がって折れる所から砲口までの電磁誘導で弾丸を高速射出する武器ですから、これでも十分加速できます。

ではでは。
74

MS-14S-FT シャア・アズナブル専用ゲルググ・ファイナルチューンド


(アクション写真)

完成日:07/08/18
撮影日:07/12/06

☆電撃ガンプラ王決定戦2007東京大会 参加作品のため、
電撃HOBBYマガジン08/1号の写真掲載を確認してから
作者である”このHP”に掲載しました。


ベース機体の登場作品:機動戦士ガンダム/機動戦士ガンダム MSV

Scale & Grade

a)ベース機体
機動戦士ガンダム/機動戦士ガンダム MSV
No.076 1/144 HGUCキット
形式番号:MS-14A/MS-14C
名称:量産型ゲルググ/ゲルググキャノン
(指揮官用ツノ付き)
キット定価:1600円(税込み)

b)各種ジャンクパーツ、真鍮線、プラ板、木製飾り台など


HGUC ゲルググマリーネ
エントリー ゲルググJ
SD リゲルグ
エントリー Sガンダム



MS-14S-FT シャア・アズナブル専用ゲルググ・ファイナルチューンド
(MS-14S-FT CHAR'S GELGOOG FINAL TUNED)

(オラ設定完成品です)
<概略>

***
友人:「ところで、今度のガンプラ王、一緒に参加しません?」
私:「私、初めてなんですが、どんな感じなんですか?。雑誌とか観ると、凄いレベル高いし・・・。」
友人:「参加は自由だから大丈夫ですよ。頑張れば賞も取れるかもしれないし。」
私:「じゃあ、ドキドキするけど、今作っているのを、グレードアップさせて、参加してみますね。」
友人:「私は艦隊を作るつもりです。頑張りましょう!。」

後日、

友人:「ごめん!、どうしても製作が間に合わなくて、私は参加できなくなっちゃったんです。」
私:「いやいや、私のは出来上がっているから、とりあえず私だけ参加します。ところでK氏の作品はどんな感じですか?」
友人:「なんか、スナイパー系を造っているとか言っていたけど、かなりテンパってるみたい。」
私:「そっか、じゃあ、とりあえず私は参加しますね。」
友人:「ほんと、ごめん。一緒に会場には行きましょう。」

当日、会場にて、

私:「ああああ!!!!、スカートアーマーがとれたぁぁぁぁ!。」

会場の係員の人に頼んで作品を見て貰って、友人の元へ。

私:「ごめん!、そっこうで、瞬間接着剤買ってきて!、お願い!」
友人:「了解!、下で買ってくる!」

数分後、

友人:「ほい!」
私:「ありがと!」

作品の元へ戻り、なんとかスカートアーマーの関節部分を接着して、展示会場内へ。無事、作品を所定場所へ展示。

私:「はぁぁぁぁ、たすか・・・った。」

会場を後にし、友人と食事。その後、会場に戻り、自由閲覧時間に作品を閲覧。

友人:「あ!、これこれ!、K氏の。なんか間に合わなかったから、別なのを出したんだって。」
私:「それでも、巧いね・・・さすがです。」

その後、結果審査が終わる頃にまた来て、結果を知ってから作品を引き取り、参加賞のT3部隊正式採用版プリムローズキットを受け取り、帰宅。当然ですが、レベルは高いです。さすがガンプラ王。多少、私の作品を除いた、自分のマイ審査結果と、委員による、ほんちゃんの審査結果の違いに、疑問は残るが・・・。

***

ということで、この作品だけ特別扱いのHP掲載となりました。説明でも書いたとおり、こいつは、電撃ガンプラ王決定戦2007東京大会にエントリーしたときの作品のため、今月号(08/1月号)雑誌掲載まではデータを掲載してはいけないため、かなり遅いHP掲載となりました。

<機体説明>
(一部、自分のblog記事転載)
掲載記事での、こいつのタイトルが、”MS-14S-FT”とだけしか書かれていなく、この機体の肝心な事を伝える部分が(文字の長さの関係で)割愛されてます。あと、このキットの要は、実はフロントではなく、リアなんです。とにかく説明します。

塗装:全面エアブラシ塗装。色はアニメのシャア専用機に合わせてます。

コイツの情報
形式番号 MS-14S-FT→MS14(ゲルググ)+S(シャア専用機)+FT(ファイナルチューンド)
=MS14S-FT シャア専用ゲルググ・ファイナルチューンド

意味:シャアがゲルググ、ララァがエルメスで出撃し、ガンダムにエルメスを撃墜され、シャア自身もギリギリ帰艦できた、その後、ジオングも専用リックドムもない”if設定”において、帰艦した時のゲルググを修理し、さらに長距離ビームキャノン、ゲルググキャノンのキャノン砲、強化型ビームライフル、実体弾のミサイルポッド、プロペラントタンクと3重の後部装甲板と多数のバーニア、各所の使い捨て型の多重装甲を追加搭載して、ガンダムとの”最終決戦”に挑んだとした、シャアの最終機体=ファイナルチューンド、という意味を持たせた機体なんです。

でもって、全面からの被弾には主に多重装甲で、後方からは3重のスカートで防ぎ、多数のバーニアで機動性を上げ、さらに4機のプロペラントタンクにより、長時間使用が出来るようになっております。また、分割出来るようになったビームナギナタで接近戦、実体弾のミサイルポッドで近距離、ビームキャノンとビームライフルで中距離、ロングレンジビームキャノンで長距離をカバー出来ており、マルチレンジに対応した機体となってます。

実はここまで書かないと、意味がわからない機体なんです。

<キット説明>
覚えている限りですが、以下の流用パーツを使ってます。

ロングレンジビームキャノン(長いビームキャノン):1/144 エントリーのSガンダムのビームスマートガンのパーツを切り分けて使用。他はジャンクパーツとドレスアップパーツ。
後部プロペラントタンク:先が丸=市販プロペラントタンク。先がかくい=1/144 エントリーのゲルググJのプロペラントタンク。
増加スカートアーマー:1枚目(写真の1)=HGUCゲルググキットの物。2枚目(写真の2)=HGUCゲルググマリーネの物。3枚目(写真の3。一番外)=エントリーのゲルググJの物。他はジャンクパーツとドレスアップパーツ。バーニアも適当に。
胸部増加装甲:HGUCゲルググマリーネ
腰部増加装甲:HGUCゲルググマリーネ
脚部増加装甲:エントリー 1/144 ゲルググJ

モノアイ:メタルシールの銀色部分に裏側で接着して切り取ったH-アイズをモノアイ支持パーツを改造した面に接着し、ライトで光るようにしました。

<塗装説明>
1)キットを洗剤で洗浄し、完全乾燥する。
2)1200番瓶詰めグレーサフを溶いて、サフのエアブラシ塗装。
3)乾燥後、アニメのシャア専用機向けの赤、グレーを調合し、塗装。他は明るいグレーや金属塗料のクロムシルバーで塗装。金属塗料部分は乾燥後、布で磨く。
4)スーパー艶消しクリアーでフィニッシュコート。

<雑多説明>
まぁ初めてということや、実際に展示されている作品がどれほど造り込まれているかわからなかったので、思いっきり玉砕したわけですが、とりあえず賞を取った作品や、とっていないけど自分的に凄いと思った作品のレベルが自分の遥か上を行っていたので、たぶん、もう参加しないと思います。無理だ、ありゃ。

でも、自分的にシャアが乗ってくれるかもしれない機体だと思うので、それで満足です。全てのレンジをカバーした武器、機動性と航続性を考えた装備、ガンダムにも負けない・・・・・・・・・・・・・・・・と思う・・・・・・。

ではでは。
75

MS-07S シャア・アズナブル専用グフ・カスタムチューンド


(アクション写真)
装備:ツインヒートアックス、3連ミサイルポッド、ザクバズーカ

完成日:07/11/18
撮影日:07/12/06

ベース機体の登場作品
OVA、劇場版「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」

Scale & Grade

a)ベース機体
機動戦士ガンダム 第08MS小隊
1/100 MGキット
形式番号:MS-07B-3
名称:グフカスタム
キット定価:3150円(税込み)

b)これまでに造ってきた武器類、各種ジャンクパーツ、真鍮線、プラ板など


1/144 機動戦士ガンダムSEED モビルグーン
1/144 機動戦士ガンダムSEED DESTINY スラッシュザクファントム
エントリー 機動戦士ガンダム0080 ズゴックE



MS-07S シャア・アズナブル専用グフ・カスタムチューンド
(MS-07S CHAR'S GOUF CUSTOM TUNED)

(オラ設定完成品です)
<概略>

***

某日、

私:「さーて、この半ジャンク化したグフカスタムをどーすんべ・・・・・・あ!、使ったのは肩だけだから、なんか・・・・あ、あった!。グーン!。こいつの・・・・、でもって、これを・・・・・」

という具合に、アングラでパーツを合わせていって、造りました。

***

ということで、この完成品は、ネットオークション商品の例を色々参考にして、シャア専用にしてみました。設定では、ランバラルグフの時期は、シャアが失踪していた時期のため、本来あるはずのない機体です。シャアグフ(or シャアグフカスタム)は結構メジャーなオラザクで、設定も製作者で色々あります。史実では実はあったけど、シャアが失踪したため、届けられなかったとか、いろいろ。

私の設定も同じで、本来造ってあったが、届けられなかった幻の機体、としてます。ただ、手元にランバラルグフがなかったため、半ジャンクだったグフカスタムと、色々なキットを使って、塗装以外でも、オラザクにしてみました。

<機体説明>

(久々にシナリオ調で)

とあるMS開発ドック内
ドック整備管理員:「シャア少佐のおられる場所はまだわからんのか!。」
調査員:「はぁ、完全に姿を消されてしまったらしく・・・これだけの情報網にも全く・・・。」
ドック整備管理員:「困った・・・、もう新型機体はロールアウトしているというのに・・・・。」

そういうと、厳つい顔の赤い機体に目を向けた。ザクの強化新型機体らしい。

ドック整備員:「管理員殿!、もう最終調整は終わっております!、シャア少佐直々の調整が終われば、いつでも出撃できます!」
ドック整備管理員:「うむむむむ・・・・、仕方ない、ここのドックにとりあえず格納だけはしておこう。新型故、やたらに他の基地に移動できん!。整備員!、A3ドックに配置移動しておけ!、少佐がいらっしゃらない以上、仕方あるまい!。最終調整もここでペンディングだ!。整備員はランバラル様の青いグフの最終調整に移ってくれ!。こいつは終わり次第、ザンジバルに積み込む事になっている。急げよ!。」
ドック整備員:「了解しました!・・・・(ちぇ!、結構この機体、自信あったんだけな〜、趣味も入れて良いって言っていたから・・・まぁいいや)」

こうして、赤いグフは整備ドックの奥に格納された。そして、そのまま、出撃ドックに移動されることはなく、終戦まで眠ったままになるのだった・・・。

<キットや増設パーツの説明>
前述の通り、少々脚部の関節が緩く、さらに、ノリス専用ザクU用にガトリングシールドとかの武器、両肩パーツがなくなり、ジャンク扱いだった物を復活させた物です。流用パーツは以下の通り。

新造の両肩:エントリー「モビルグーン」の脚部(ふくらはぎの方)だけをプラノコで切り取り、形を整え、穴を塞いだり、空けたりして、両肩に。丁度大きさとか関節接合部が合いました。
両肩の姿勢制御スラスター(バリアブルスラスター):なんかのジャンクパーツを整形し、スラスターパーツを付けて、真鍮線で可動させました。地上戦で鋭敏に動くための姿勢制御用スラスターです。
背中増加バーニア:MG ザクU用のランドセルの余剰パーツ(内部だけ)を整形し、バーニアを付けて、それらしく。
脚部増加バーニア:エントリー「ザクウォーリア」の同じ所のパーツをプラノコで切り取り整形して接着。
脚部の増加膝:エントリー「モビルグーン」の肩の部分をプラノコで切り取り、整形して接着。
新造スパイクシールド:ザクUの余剰パーツ(内側のみ)とプラ板で整形、スラッシュザクファントムのシールドの棘を移植。
新造ツインヒートアックス:スラッシュザクファントムのビームアックスとかジャンクパーツで造りました。イメージは、サザビーのビームトマホークとスピア系。
スカート後部マルチラッチ:SDスーパーガンダムのGディフェンサーの関節部分を整形移植。ここには、武器とスパイクシールドを同時にマウント出来ます。
ツノ:ザクUの余剰パーツ(アニメ版ザクU指揮官機のもの)
バイザー:これも欠損だったため、SDジオングの肩の先を切り取り、整形して接着。

モノアイ:メタルシールの銀色部分に裏側で接着して切り取ったH-アイズをモノアイ支持パーツを改造した面に接着し、ライトで光るようにしました。

さすがジャンクだった機体。ちゃんとした完成品にするのは大変です。

<塗装説明>
1)キットを洗剤で洗浄し、完全乾燥する。
2)1200番瓶詰めグレーサフを溶いて、サフのエアブラシ塗装。
3)乾燥後、アニメのシャア専用機向けの赤、グレーを調合し、塗装。他は明るいグレーや金属塗料のクロムシルバーで塗装。金属塗料部分は乾燥後、布で磨く。
4)スーパー艶消しクリアーでフィニッシュコート。
5)かるーくマーキング(ガンダムマーキングを多用)

<雑多説明>
なんか最近シャア専用が多いですが、さすがにこれで打ち止めだと思います。シャア用塗料は結構ありますけど。でもMGの大きさはさすがにオラとはいえ、大きくて迫力がありますし、ザク系機体は、武器のバリエーションが多いので助かります。

ところで、写真ページにある、おまけで造った、海兵隊からの依頼で造った”クローアーム”ですが、これだけ、浮いてますね・・・・。

ではでは。
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