万屋ギャラリー1-7
No.76〜
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76 | アキちゃんピンキー(単行本・表紙絵) アキちゃんピンキー(単行本・奥付(男の子ver.)) アキちゃんピンキー(単行本・奥付(女の子ver.)) |
完成日:08/02/18 ここでの公開日:08/03/13 登場作品 小笠原朋子先生作品 4コマ漫画「Hi スクラップ!!」 (竹書房刊・BAMBOO COMICS・MOMO SELECTION) Amazon商品リンク 小笠原朋子先生HP 小笠原朋子先生blog Scale nonスケール(Pinky:stパーツ互換スケール) 名称:(3体共通) アキちゃんピンキー (主人公で本名は、成瀬亜季(♂)) キットは存在せず、ピンキーのパーツや自作ピンキーガレキパーツの失敗パーツを改造した、スクラッチピンキー(初めてのスクラッチ作品) 3体の説明は左記参照。 |
<概略> 色々、関係各位に連絡したので、それをベースに書きます。 完成品の分類:現物1個しか作らない”ワンオフ”製作品+ハーフスクラッチ品 いきさつ:詳細ないきさつは書けませんが、概要だけ。実は私がファンの女性4コマ漫画家さんの”小笠原朋子”先生の作品で、特にはまった”Hi スクラップ!!”の単行本を手に取った瞬間から、製作に取りかかりました。 ベースショットやベースパーツの選定:写真(単行本の表紙)のイラストがモチーフで、そのキャラに近いパーツをピンキー市販物と私の自作パーツから集めて、切り貼り、パテ盛り等を行いベースを作ります。尚、この方は、 ”成瀬亜季 通称アキちゃん 男の子” です。信じられないですが。 行程: 1)成型、塗装の関係で、頭部(改造、塗装なし)、前髪、後ろ髪、上半身+スカート(成型の問題で1つに接着)、右手、左手、下半身(腰部)、太股(左右)、下の脚部(左右)、完全にバラバラにしました。いくつかは接着しますが、基本的にバラバラのまま進めます。ある程度のところで、頭部、前髪、後ろ髪、上半身+スカート+右手+左手、下半身になるだけに接着し、繋げたつなぎ目をパテ盛りし消して、1つのパーツにし、それからそれぞれ塗装します。 2)単行本の表紙ver.の荒削り。次に研磨(紙ヤスリ)。結構似せて作りました。後ろは当方の把握で作りました。 3)アキちゃんは男の子なんだけど、どう見ても女の子にしか見えないので、男の子の肉質は全部削除し、胸のない女の子イメージで作成。さすがに原作の漫画家さんに見せるわけで、気合いは入りましたね〜。顔は近いので代用。 4)顔は無改造。漫画で言う”目入れ”とかが該当する作業だけど、恐ろしくて手を加えられませんでした。 5)表紙以外の2体:最後のページに書かれている書き下ろしイラストで、簡単にできそうだったので、さっき手を変更したり、切り取り+位置変更+パテ盛りしました。明日加工。長袖の制服は、原作のイラストとは違う固定パーツなので、自分で作ります。こっちはほとんど改造しません。 6)髪飾り:女の子ver.の髪飾りです。こっちはスクラッチ。突起を前髪と後ろ髪の間に挟みます。 7)これで、アキちゃんピンキーは3種出来上がります。このキャラは思い入れが深かった分、ピンキーを作っていて楽しいです。 8)塗装:ラッカー系のみ。ガレキ用グレーサーフェイサーを下地塗装し、近い色で塗装。一部を除き、全てエアブラシマスキング塗装です。色については、表紙絵の赤色だけ、発色をよくするために、蛍光ピンクをかなり混ぜてあります。奥付の2体の服の色は、表紙裏の制服の色を参考にしました。 9)他の処理を行って、3体完成!。写真撮影、加工の後、先生のHPに掲載されているメルアドから、ファンレターの様な形で送りました。 <以下、先生に説明するためにメールに書き込んだ説明(一部修正)> 今回、モデルとして使わせていただきましたのは、単行本”Hiスクラップ!!”の表紙の”チアガール亜季ちゃん”、奥付の先生が書き下ろされました”制服・男の子ver.”、”制服・女の子ver.”の3つです。 制服の2体は、市販パーツの組み合わせでかなり近いピンキーを再現できるので、前髪、後ろ髪は、チアガールの物を共用する事にしました。 頭部は、失礼ながら先生の絵の表情に近い市販パーツをそのまま使わせていただきました。大変申し訳ありませんでした。 表紙絵である”チアガール亜季ちゃん”がメインの製作物となりました。ほぼ全て市販パーツを改造する事で製作しました。ただしチアガールの下半身だけは、当方がイベントで作っていた、ぺたんこ座り女の子パーツの下半身の失敗パーツ(製品にならないモノ)を改造して作りました。 また、先生の絵を忠実に再現するため、胴体とスカートのつながり具合から、上半身とスカートを瞬間接着剤で固定し、一体パーツにしてから、パテなどを盛って削って行きました。 全てのパーツの改造と紙ヤスリかけが終わってから、下地塗装し、それからマスキング塗装(漫画製作で言うところのトーン切り貼り)しました。 髪の毛:市販ピンキーのほとんどが採用している”ベタ塗り”ではなく、表紙のチアガール亜季ちゃんの絵で先生が使われた”影になる部分”に暗いトーンを使っている表現に近いものにし、マスキングしてから普通の髪の毛の色に茶色を足して暗くし、それをエアブラシ塗装しました。表紙絵の亜季ちゃんの”前髪のアホ毛”を際だたせて製作しています。 チアガール上半身+スカート:白部分、お腹の肌色部分で、ちまちまとマスキングして塗装しました。塗装順序の関係で、赤色(蛍光ピンクと艶消しを混ぜて発色を良くしてあります)が最後になりました。尚、胸の☆マークは、ロボット物キット用マーキングシールの青い△シール2枚を組み合わせて☆マークを作り、切り取って貼り付けましたので、塗装ではないです。 チアガール下半身:表紙絵に近い格好になるように間接から切り取り、加減をしながら接着しパテで補正しました。靴下はマスキング塗装ですが、下着は筆塗りです。亜季ちゃんには申し訳ないですが、女の子物の下着風にさせていただきました。 奥付の書き下ろし絵(男の子ver.):これは腕を近い物のパーツから制服パーツに移植して、パテで補正しました。色は裏表紙の亜季ちゃんの制服の色を参考にしました。下半身も前記の絵の色に合う物を選択し、塗装はしませんでした。 奥付の書き下ろし絵(女の子ver.):これは制服パーツの腕を切り取り、すぼめて固定しパテで補正しました。近い格好にしました。色は裏表紙の餅さんの制服の色を参考にしました。下半身も同上ですが、足の位置が違うので、靴下の上で切り取り、内股に変形しました。塗装はしてません。 尚、女の子ver.だけ、髪結いの部分があったので、これは前髪と後ろ髪のパーツの間に挟み込むようなアクセサリを作り、それっぽくしてみました。丸いリボン部分はピンクと赤色にしました。 前髪がアキちゃんを表現する大事なパーツと考えて、一番時間をかけてみました。とにかく全般的に”当方の捉え方で造形しました”事、如何せん当方、アマチュア故、ご勘弁下さいませ。 <追加説明> 1つの頭部、3つの胴体でしたが、実質一番時間がかかりましたのは、チアガールアキちゃんでした。ベースの市販ピンキーの中に、腕を改造すれば、単行本の表紙絵の格好に似たものがありましたので、それを使いました。女の子ピンキーの胴体でしたので、さすがに胸部は削らせていただきました(笑)。スカートはチアガールピンキーの物を使い、あとはパテ盛りして整形していきました。 *** 元々、メール交換で使った文章(情報)なので、ある程度修正させて頂きました。おおかたの説明は、先生宛のメールに書いた上記のモノが全てです。 4コマ漫画ってのは、今は大昔のイメージと全く違っていて、凄く幅が広く、絵もシンプルではなく、綺麗で緻密に書かれていますし、更にネタも”風刺”だけでなく、もっと一般的なモノが多いのです。そして、なにより、普通のストーリー漫画と違って、1本(4コマ分1列)で1つのネタになっているから、読み応えがあります。あずまんが大王に代表される通り、単行本1冊読むのに結構時間を要します。 それと最大の違いは、雑誌にもよりますが、”萌え”、の要素が強く入っているものが、最近多いですよ。 竹書房なら、まんがライフMOMO 芳文社なら、まんがタイムキララ系 なんてのは、他の萌え系雑誌で有名な”ひだまりスケッチ”や”らき☆すた”同様に、萌え4コマが満載されてます。 さて、今回コンタクトを取らせていただきました、小笠原朋子先生は、この「Hi スクラップ!!」では萌え系キャラを採用した、小笠原先生節の効いた4コマとなっており、MOMOに連載されておりました。アキちゃん(♂)のキャラと、この子に惚れてしまった麻生君のそれぞれのキャラが炸裂した、痛快な4コマでして、思い出深いです。 <他の小笠原朋子先生の作品> 上記”小笠原朋子先生HP”の、"works"、"comics"に詳細に掲載されておりますので、そちらでチェックして下さいませ。挿し絵の仕事もされております。 *** 今回は、ピンキーのパーツを改造することでスクラッチして、1つのワンオフ作品を作るという、初めての事をやりました。先生にも喜んで頂けて、当方も感慨深いです。かなり面白い工作だったので、もっと、この「Hi スクラップ!!」のキャラピンキーを作りたいのですが、諸事情で、イベント参加もこういう工作も、当分、封印されてしまったので、ずっと先になる可能性が大きいです。悲しい・・・。 とにかく、アキちゃんピンキーを作って、作者の小笠原先生に写真を届けられただけでも、最高にハッピーな思い出でした。 ではでは。ここのページも当分、更新できないかも・・・。 |
78 | HGキット 1/144 GNX-609T GN-XV 連邦軍型 |
完成日:08/11/26 撮影日:09/01/01 登場作品:機動戦士ガンダムOO Second Season Scale & Grade ベースキット 機動戦士ガンダム OO 1/144 HGキット No.23 形式番号:GNX-609T 名称:ジンクスV アロウズタイプ (GNX-609T GN-XV A-LAWS TYPE) キット定価:1200円(税込み) ↓(調合青色+グレーサフそのまま塗装) 形式番号:GNX-609T 名称:GN-XV 連邦軍型 ☆アクションベースは別途市販品です。 |
概略 第7話で初登場したセルゲイ大佐搭乗(専用機ではない)の、地球連邦軍正規軍正式MS”GNX-609T GN-XV連邦軍型”。第7話の登場の仕方が格好良かった事、ソレスタル・ビーイングとは直接対立する事のない、地球連邦軍正規軍ということ、セルゲイさんのピーリスさんへの愛を感じて、エアブラシ全塗装を決めたキットでした。でも、09/1/7に、公式カラーになって、連邦軍型が発売されるので、今はなんか複雑な気持ち・・・。 キット説明 この作品のベースキットである、同型機のアロウズ型は、要するにGN-Xなんですが、それの三世代目(二世代目はFirst Season最終話に出てきます)です。アロウズではある意味、先行量産型みたいな扱いで、1話以外あんまり出てきてないですが、セルゲイさんが乗ったこの、連邦軍型がベラボーに格好いいので、どうせ同型と割り切って、エアブラシ全塗装で製作しました。ここではあくまでアロウズ型を地球連邦軍型みたいにするレシピとなります。 解説 可動範囲、色パーツ分け、どちらも、いまいちなキットなんですが、機体の元々のプロポーションが素敵です。素直に格好いいと思ってます。主武装も、U.S.世界でいう、クロスボーン・バンガードのMSライクな”GN(ショット)ランサー”であり、敵役MSというより、あとあと、セルゲイさん自身がソレスタル・ビーイングに協力してほしいと思っているわけです。 塗装 メイン色の青:発色を良くするため、メインの青は、調合青+蛍光ピンクにしてます。少し紫に傾きますが、その方が良かったので。 白に見える部分のライトグレー:クレオス・グレーサフ1200番(瓶入り)を希釈して、エアブラシ塗装用にし、そのまま残して使ってます(相変わらずの得意技)。 関節などのダークグレー:ガンダムカラーなどのグレーの調合品 ランスの銃口、バーニアなどの金属部分:カッパー(銅) 組み上げ ストレート組みなので、合わせ目消しは行ってません。後ハメ加工もしてません。 フィニッシュ&マーキング フィニッシュは行いませんでした(メインが艶消しだったので)。マーキングはアニメに準ずるため貼りませんでした。 感想と補足 あんまりポーズは取れないけど、格好いいです。セルゲイさんにもっと活躍して欲しいです。 ではでは。 |