CHAPTER
8 いざ!、(本家の)US(Universal
Studio)!(ロス滞在 7日目)
DATE:03/03/30(日) 午前10時頃
PLACE:(本家)ユニバーサルスタジオ(以下、US)
たまたま、この週と来週の日曜は、弟の勤めている会社の臨時休日(BOSSがイベントに行くため、休日にしてしまった。ある意味、すげー適当。でもLucky!)。それに月曜は弟の定休(彼は週休1日)。
ちょうど体調も戻ってきたし、ここは弟に頼んで名所へ連れて行って貰おう、ということで、まずは、かの有名な(本家)“US”へ。
しかし、暑い..........。帽子をかぶって来なかったのは大失敗だった。
Tips:ロスの暑さとは?
ここの環境は、基本的に日本と全く逆なのである。Wetな暑さ、ではなく、(Super)Dryな暑さ。とことん、のどが渇くし、からっとした暑さなので、かなりクる。(帽子とサングラスと)ミネラルウォーターは必需品である。場所によっては生死に関わる!。
1)入場
開場時間だったので比較的多めのお客さんが、車で来ていた+戦争真っ最中だったので門でのチェックがうるさかった、ので、結構車中で待たされた。
で、車をパーキングへ。そのパーキングの名前は、
“ジュラシック・パーキング”
もうおわかりですが、これ、”ジュラシック・パーク“のパロディ。のっけから笑いを取るとは、さすが本場!。
2)チケットを買う
かなりのお客さんでごったがえしていた。ここら辺は日本のディズニーなんかとよく似ているが、チケット売場が広いので、それほどごちゃごちゃしていなかった。
ちなみに最初はキャッシュ(現金)コーナーに並んでいたが、弟の提案でカード専用売場へ並ぶ。つまりクレジットカードや向こうの銀行のカードなどで買う専用カウンター。カード大国アメリカらしいシステムである。
で、買う。しかーし!、私がうっかりカードの入った方の財布を忘れてしまったため、支払いは弟の方で(後で現金で払いました)。
3)ゲート前にて
チェックでかなりの列になっているゲートで並んでいた。それにしても今日は特に暑い!。ここには、主に子供向けだがたまに子供の世話の傍ら、大人も参加している、“小型の噴水”エリアがあり、暑かったらそこで水を浴びられる様になっています。ちなみにここで水浸しになっても短時間に乾いてしまいます。それぐらい乾燥していて暑いと言うことです。
さてさて暑い中並んでいたら、ドラキュラのコスプレ(コスチュームプレイ、いわゆるキャラクターの扮装をする事)をしたスタッフさんが歩いてきました。いわゆる“ぬいぐるみ”等と同じですが、こちらはレベルが高いです。この暑さでも、あの暑そーなドラキュラのメイクと黒目の衣装を着ていました。
で、早速子供にサインを頼まれ、さらさらっと書いていましたが、問題はここから。このドラキュラはUSの昔の映画“ドラキュリア”のドラキュラ、何ですが、子供は知る由もないので、以下の会話となった。
子供:ディズニーワールド?
ドラキュラ:ディズニーワールド!!??、ディズニーワールド!!!!!!??????。
そう、子供はわからなくて、一番ドラキュラ風のキャラクターがいそうなディズニーワールドと勘違いしていたのだ。しかも、ディズニーは、USにとって、アニメ部門でのライバルだったので、ドラキュラの方が、大声で聞き返してきたのだ。これには私たちも含め、周りの人全員が笑っておりました。
で、ゲートで入念なチェック。これも戦争の影響だとか。尚、VIP様は別の入り口からの入場となっておりました。
4)いざ!、入場!
さて入ってみると、まさしく、映画のスタジオとテーマパークが合体して巨大になった様な光景が。とりあえずイベント開始時間の都合でウォーターワールドへ。
4−1)ウォーターワールド
巨大な半ドーム型の会場では、早くも大行列が。と、言ってもまだ準備中だっただけ。冷水ペットボトルを買って待っていた私たちも開場したらすんなり入れた。それぐらいでかい。
さて中に入ってみると半分ステージのプール、半分客席で、プールに設置されたいろいろな物はガイドブックなどで、もうよくご存じであろう物である。かなり大がかりな舞台である。
そうこうしている内に、舞台役者数人がプールと客席の間の通路に出現し、3つのエリア(とりあえず右、中央、左としておく)、それぞれで、声援合戦が始まった。
Oh―――――――――――――――――――!!!!!。てな感じの声援を送ることを競い合うわけだが、進行役の方は、予想以上に荒っぽい!。自分たちの声援がしょぼかったりすると、日本では考えられないことをする。
“バケツでステージの水をぶっかける!”
しかしこっちの方々は水をかけられることを非常に楽しんでいます。だって、
“ここのエリアはかなり水をかぶるところです”(勿論英語表記)
って所に多くの方々がわざわざ座っているくらいですから。まあ、頭からかぶってもすぐ乾くから安心です。
また、この応援合戦の名物はこの水かけと、客席の金属の地面を足でガンガン叩いて悔しがる事です(舞台役者さんが指示する)。これは非常に面白かったです。もの凄い大音響でガンガン蹴ります。それと先ほどの声援“Oh―――――――!!!”は、役者さんの指図次第で変わります。うねったり強弱を付けたり。これもノリの1つでした。
でこういう事を約5分位やって盛り上げたところで、舞台の本編がSTART!。
舞台内容は実際に観てのお楽しみ(話ではほぼ同内容の事をUSJでもやっているとか)なので書きませんが、(全部英語なのだが雰囲気だけでも)もの凄く迫力満点だし、日本では危険物法に引っかかるかもしれないくらいの“火”が飛び交います。勿論メインの水と陸でのアクションシーンも凄いです。本当にアクション映画の舞台そのものでした。公演時間は約30分。本当に30分に凝縮したような感じです。
4−2)ブルース・ブラザーズの舞台
ウォーターワールドのショーが終わった後、てくてく中の方に歩いていくと、おじさん世代には懐かしい、ブラックユーモアだけどテンポのよい展開で非常に面白かった名作映画、“ブルース・ブラザーズ”の舞台(ミュージカル風)がやっていて少々見入ってました。
弟はネタがわからなかったようでしたが、例の黒サングラス、黒いスーツ、黒い靴の細めと太めの名コンビ(のそっくりさん)の舞台は、説明が早い英語だったので、内容はいまいちわかりませんでしたが、曲も役者さんの動きも、本当にあの“ブルース・ブラザーズ”そのものだったので、15分くらいは立って観ておりました。でもお客さんは、さすがに若い世代の方々は少なく、おじさん〜おじいさん、おばあさん世代が多かったです。
詳しくは知りませんが、あのコンビ、格好、挙動、等は、全く持って日本の“あぶない刑事”を彷彿とさせておりまして、なんとなく“あぶデカ”は、この作品をモチーフにしている感じがします。
4−3)T2-3D
これは説明不要のシュワちゃん主演の超有名映画“ターミネーター2”の舞台(?)。と、言っても、舞台のコンセプトは、この映画に登場する重要な機関“サイバーダイン社”の会社案内です(生活説明はともかく、軍事機関の説明は、ちょうどイラク戦争をしている時だったので、実は非常に洒落になっていなかったが)。
未来を知ってしまった主人公二人(サラ=コナーとジョン=コナー)がこの会社に侵入し、ネットを占拠し、本当の事を説明することから始まる。その後、メイン会場に通されるが、そこでイレギュラー的に登場人物のそっくりさんの役者さん達が登場し、且つ、真っ暗の中、前のスクリーンからシュワちゃん役の役者さんがバイクで登場(未来から来たという設定)。そこからは、ちと秘密にしておきたい。もの凄いことになりますので。1つだけ、この舞台は専用の3D眼鏡と席のギミック等を使った大仕掛けなので、お楽しみに。
舞台終了後、グッズショップに行けるのだが、ここで、あまりにもギラギラ日が照っていたので、T2-3Dのキャップを買った(12$位)。以下の写真がそれ。これ、非常に重宝しました。
写真7 T2-3Dの帽子
4−4)バックロット・トラムツアー
早い話が“ユニバーサル・スタジオの映画スタジオを紹介する遊覧ツアー”。こいつはいっぺんに乗れる数が多いので、結構並んでいたが、15分位で乗れました。待っている間、US製作の映画の歴史みたなものがあって飽きませんでした。
えーこいつは、説明だけではなく、ちゃんといろいろな趣向が凝らされております。それと乗っている時間も30分以上だったので、非常に面白かったし充実感もありました。これもネタバレはまずいので詳しくは書きません(趣向が多すぎて書けないこともあるが)が、ガイドブックなどに載っている内容です。でも説明がはやーい英語なので、かなりの語学力を要求されるが、雰囲気は伝わってくる。
4−5)食事(昼食)
で、そろそろランチタイムになったので、トラム乗り場の近くの、スパニッシュ系のお店に入りました。
Tips:アメリカでの飲み物の考え方
テーマパークだけでなく、ファミレス、ファーストフード店での、“飲み物”の考え方は、大概、
“1個、欲しい大きさの容器を買って、それに自分で(or お店側で)飲み物を注ぐ。以降のおかわり分は、無料か非常に安価”
つまり、料金は“容器代”なので、飲み物は実質“無料”。但しUSのこのお店は中身のはいっている容器を買い、飲み終わったらおかわり分は同じ容器に安価で入れてくれる。
で、とりあえず、美味しそうなピザを二人で食べられそうな大きさの物を注文した。それでも異様にでかい!。まあ、二人で食べたので良かったが、本当は一人分なのであろう。
それと二人共用で、上記の通り、中身の入った一番でかい容器のソフトドリンクを買った。容器は写真8。
写真8 ソフトドリンクの容器(軟質プラスティック製)
えーーーーーー、これが、最後まで最高のネタになったブツ(アトラクションの感想よりこのブツの話の方が多かったのでは?)でして、奴の正体は、以下の通り。
Tips:奴の正体
こいつは買ったときに何のキャラかわからなかった(キャラの名前が書いていなかった)。私たちの目測で、
“チーズ?”
“いや、レンガだろう?”
と話していたが、正体が分かったのは、USを後にして、ユニバーサル・シティウォーク(ショッピングモール)を通ったときだった。店頭にキャラグッズが置いてあり、名前も書いてあった。以下がこいつの正体。
“スポンジ・ボブ”
つまり、奴は“スポンジ”のキャラだったのだ!。
実は奴は結構アメリカでは有名(特に南部で)なキャラで、後日のサンディエゴ旅行でも結構見かけたキャラでした。勿論、ユニバーサル・シティウォーク内でも多数発見。
4−6)ワールド・オブ・シネマ
ランチ後の一発目は、空いていたのでちょっとした趣向の凝らされている映画製作講義みたいなものに参加。でも、実は結構タメになったアトラクションで、特殊効果や特殊メイク、音響効果のやり方などをお客さん参加型で簡単に説明してくれました。勿論、アトラクションとしての面白いイベント(説明していたら役者さんが消えるとか、説明していた人がいなくなるとか)も満載でした。
4−7)バックドラフト
その後、やっとこ空いてきたので近くの“バックドラフト”へ。ここは、先ほどの“ウォーターワールド”以上に、まさしく名前の通りの、火、火、火、爆発、爆発!!!(勿論安全であるが)。ここは楽しいこともあったが、どちらかというと火事の怖さを体験したという感じであった。これは弟の話ではUSJにもちゃんとあるらしいので是非ご確認を。
4−8)バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド
おや?、っと思ったでしょう。そう、4−7)の近くにある有名アトラクション“ジュラシック・パーク・ザ・ライド”は?。そう、私は絶叫コースター系が、異常に苦手なのである。で、こいつはパスさせて貰ったのである。
その代わり、そんなに“怖くないよ“と言われたし、こいつは絶対乗ると決めていたので、最後に” バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド“で並んでいた。まさかあんなことになるとは.....。
えー、こいつはやっぱりかなり人気が高いので結構待ちました。で、早速(モニターのドク博士に)誘導され、なにやらスクリーンとマシーンがある真っ暗な部屋へ。
“ああ、こいつは本当に動かないんだ、やったぜ”
と、思って安心していた。し、か、し、
“うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!”
“びふぅぅぅぅぅぅぅ!!!、きさまぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!”
“うぎゃゃゃゃゃゃゃゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!”
“○×△□?@#$%&<>!”
(注:ビフは追っているデロリアンに乗っている悪役キャラ)
そう、このマシーンは確かにレールを走らない。だが、スクリーン上に映し出される強烈な走行(滑空)映像とシンクロするように、もの凄い角度になりながら、ぐりんぐりん角度を変えたり高さを変えたりするのである。角度変化は曲がり表現、高さ変化は落下表現を表しており、真っ暗の中なのでスクリーンしか見えず、観ると現実では表現できないもの凄い空中滑空シーン、且つ、大音響の音が流れるので、本当に空中を(未来の)デロリアンで走っている状態に感じてしまうのである。
ここに来て初めてわかった。
“はめられた!”
でも、時既に遅し。約5分くらいのライドで、私は絶叫のジュラシックで感じるであろう恐怖よりずっと恐ろしい体験をしました。ちなみにこれもUSJにあるそうなので、お楽しみに。でも怖かったけど、これはまた乗りたいと思わせる魅力がありますよ。
4−9)帰る前の一休み
ふらふらしながら、一休みをするためカフェに寄り、とりあえず甘い物を注文。しかし、ここでアメリカの甘い物の洗礼を受けた。
Tips:アメリカのスィーーーーーートな甘いもの
アメリカで、クッキーやケーキなどの甘いものを注文するときは、それなりの覚悟が必要です。
“激烈に甘いです”
その甘さは例えるなら、
“砂糖や蜂蜜を直接なめている”、“舌がしびれるくらいの甘さ”、“最終的には気持ち悪くなる甘さ”
であろう。この洗礼を受けたのは、ここで食べたクッキー、後述のバフェット(ビュッフェ)で食べて気持ち悪くなったケーキ。(とりあえずケーキ以降はさすがに悟ったので、食べなかった)
さて、ここで注文したクッキーだが、やっぱり予想通り、でかかった。そして、もう途中でいやになって、弟に持って帰って貰う事になるくらい甘かった。
とりあえず一休み(?)を済ませ、ゲートを出て、外のユニバーサル・シティ・ウォークへ。
前述の通り、ここで初めて飲み物の容器のキャラがわかりました。またここの映画館では、
“Spirited away”(邦題“千と千尋の神隠し”)
が上映していました。さすが!。
それと、ここのスポーツグッズ専門店では、プレミア物のグッズも売っていましたが、こういう物に関しての値段の付け方は、全世界共通。
異常に高い!
サインボール1個500$なんて当たり前。この時点ではヤンキースの松井選手の活躍はまだだったので、グッズは置いていなかったが、これを執筆している段階ではおそらく松井グッズだらけになっているだろう。
PLACE:99¢ショップ
帰りがけに街道沿いにある、弟の知っている“99¢ショップ”に寄ってくれた。ここは日本ではさしずめ
“100円ショップ”
ですが、99¢の円換算は100円以上なので、少し高め。しかし中にはいってみると、成る程意味が分かった。
“99¢商品は、全て100円ショップ商品より遙かに凄く、99¢が異常に安いと感じる物ばかり”
である。はまる人ははまるであろうラインナップである。私は特に買わなかったが。
それにしても今日は、これまでに無かったくらい、充実していた(弟が充実にしてくれた)。まあ、ツアーだったら当たり前のスケジュールであるが。
PLACE:家
帰宅後、簡単に作れる物をと、弟と一緒に鍋焼きうどんを作った。できた時にちょうど帰宅していたスコットも一緒に食べた。ちなみに、ノっていた私はできてダイニングに持っていって準備したときに、つい、
“It’s SHOWTIME!!”(祭りの時間だぜ!(そのような意味))
って叫んだら、スコットには大受けだった。が、弟には注意された。ちゃんとした英語を使いましょう。食事は“SHOWTIME”では無いです。との事。ごもっとも。
作った鍋焼きうどんには“切り餅”も入れたので、食事中、弟がメニューの説明をしたときに、スコットは“Chikara?”(チカラって?)との質問が来たときに、私が、筋肉が無く、二の腕たぷたぷの右腕を出して、力瘤をさして、“POWER”と指さしたので、スコットもわかってくれた。さすがはUCLAの講師さん。